■タイヤが古くなるとどうなるの?
わかり易い現象の1つに、タイヤが古くなるとサイドウォールにひび割れが生じます。
これは、紫外線がゴムを酸化させ、乾燥・硬化させることで起こります。
タイヤには酸化防止剤が入っていますが、時間と共に効果は薄れていきます。
しばらく車に乗らないでいたり、タイヤを屋外で保管していたりすると、頻繁に使う場合よりも劣化が早くなるのです。
※タイヤの年齢を確認する方法
1. タイヤのサイドウォールに表示されているマークを確認する。
2. 4桁のコードを見つける。
3. 3番目と4番目の数字は製造年を示す。
4. これが10年以上前のものであれば、タイヤの交換をお勧めします。
10年経過していない期間でもヒビ割れが酷い場合は交換をお勧めします
■いつ装着したか覚えていない場合は?
タイヤの年齢は、記憶に頼らなくても確認できます。
タイヤをいつ生産したかは、タイヤのサイドウォールに記載されています。
上記「※タイヤの年齢を確認する方法」で記載している内容を基に調べてください。
4桁のコードを見てください。
最初の2つの数字は製造された週(1から52まで)を表し、残りの2つの数字は製造年を表しています。
つまり、コードが "1316" であれば、2016年3月28日から4月3日の間に製造されたタイヤということになります。
*2000年以前に製造されたタイヤは、4つの数字ではなく3つの数字が表示されます。
■どのくらい経過すると「タイヤが古い」と判断するか?
トレッドの深さに関わらず、タイヤが10年を経過したらすべてのタイヤを交換することをお勧めします。
これはスペアタイヤにも言えることです。
特にスペアタイヤを搭載する車については、空気圧のチェックを怠りがちです。
いざという時に空気が無く使えないなんて事がないように日頃の点検が必要です。
見た目に問題がなくても、車やタイヤを長期間使用していない場合は、お近くのタイヤ販売店に相談してください。
早期に老化の兆候が発見できれば、大きな事故につながる可能性を防止できます。