これは、私が初めて描いた風景構成法の絵です。
少し寂しそうな絵ですね……。
特徴的なのは、冷たそうな岩でできた高くて険しい山です。
しかも、頂上が見えていません(^^;
そして、平行線で続く長い単調な道と、まばらに歩く人々。
パーツの中で極端に田んぼの面積が広いこと。
全体を解釈すると、
≪現在の仕事に不満を持ちつつも、仕事ばかりの日々を送っている。
理想が高すぎるため、延々と続く長い道のりをいつまでも歩いているようなやりきれなさを抱いている。
それでも、未来を見すえて1人でコツコツと努力を続けている。
また、エネルギー量は多く、疲れてしまってはいない。»
というようなことが見えてきます。
この絵は、私がアートセラピストになりたいと思うようになった、きっかけを作った絵です。
この絵を描いた時に感じた癒される感覚と、先生から解釈を聞いて納得した時の気持ちは、忘れがたいものです。
アートセラピーを学ぶようになって、自分の心と向き合う機会が増えました。
自分の事は分かっているようで、案外分かっていませんよね。
むしろ自分についての思い込みからは、なかなか抜け出せないので、間違った認識を持っていることの方が多いものです。
アートセラピーで絵を描くようになると、それに気付けることがたくさんありました。
そして、自分の絵からたくさんの元気をもらいました。