買い物依存の直し方②
記事コラム
前回の記事では洋服の買い物依存に気づいた私が洋服を断捨離する中で自分らしくない服を買うことが無駄だと気づいたと書いた。
今回は私の現在進行の買い物依存、本について考察を勧めていく。
前回書いた通り私の現在の蔵書は800冊程度だが1割も読めていないのが現状だ。
洋服好きが洋服を買ってきたらファッションショーをするのと同じように、私は本棚に並べた本を眺めてうっとりいている。
まだまだ読みたい本がこんなにある。私はまだまだ成長できると思うと嬉しくなるのだ。
だが、あんなにこだわって配置したのに本の上に本を置きだし、床にも本を積むようになった。段ボールから出してる本はまだいい方。段ボールにしまいっぱなしの本もある。
しかもそのほとんどが読まれていないのだ。
自分でもこの現象に向き合わねばならぬと思った。
立派な買い物依存だ。
私はこの山積みの本たちをなぜ買ったのか自問自答することにした。
私が本を買っているのは、本気でその本を読みたいと思って買ったのだ。だが手元に届いたときには熱が冷めている。
なら、リアルの店舗で買えばいいと思うかもしれないが少しお得に買いたいので古本がいいのだ。
それにリアルの店舗で買っても外に出て疲れたと言い訳をして読まない自分もいる。
つまり「その本」を今すぐ読みたいから買ったのではなく、「本」を買いたいから買ったのだ。
なぜ本を買いたいのか。
そう考えたときに、ふたつのことが頭に浮かんだ。
ひとつめは玄関先で宅配便を受取っている自分の姿だった。
私は、人とコミュニケーションを取りたいから本を買っていた。
郵便受けに届いた荷物も、直接コミュニケーションを取ってはいないが、郵便受けに誰かが荷物を入れてくれた、その荷物を私宛に出荷してくれていたことに喜びを感じていた。
ありがたいことにコロナ禍をテレワークをさせてもらっているが、人とコミュニケーションが取れないことにストレスを感じているのだと気づいた。
ふたつめは、この苦しみから解き放たれたいからだ。
生きることが苦しい、生きることがツラい、得も言われぬこのストレスから解放されたいからだ。
本には先人たちの知恵がある。
先人たちの知恵を得ることで自分も楽になりたいと思ったのだが、本を読むことは悩みを解決するヒントは得られるが、頭の中のゴミは自分で出さないことには変わることができないのだ。
この苦しみは本を読むだけで解決するわけではなく、自分で解決せねばならぬのだ。
私の本当の願いは私は本を読み知識を得ることではなく、人とコミュニケーションを取りたいことと、心を軽くすることだったのだ。
でも本に何十万円も使っても読まないのでは意味がない。
それに今知識を入れたとしても苦しみの方が勝っているから本の内容すべてを受け取ることができないだろうと思った。
ならば、どうせお金を使うのなら人とコミュニケーションを取ろう、そう決意し私は2つの行動に出た。
ひとつはお金を払って他人とコミュニケーションを取ること。
ふたつめは自分の感情と向き合うことだ。
初めの変化は小さかったし、すぐに暗い状態に引き戻されたりしたが、何度も他人とコミュニケーションを取り自分の感情と向き合うことで、前向きに考えることが定着し始めた。
買い物依存という問題行動も、その原因を探り本当に望んでいることにきちんと向き合うことができれば、自分の幸せになるヒントなのだ。
買っても心が満たされないと気付いたのなら、なぜ自分はそれを買おうと思ったのか、しっかりと自分に向き合い本当にしたいことを叶えれば、不要なものを購入する癖を取り除けるようになる。
もちろんそれを一人で乗り越えるのは至難の業だ。
だからそこにカウンセラーという話を聞くプロがいる。
そのプロに話を聞いてもらって自分と向き合えばいいと思う。
そのときの満足のために使わないものを買うより、そのお金を使って心の問題を手放すことができれば、近い将来無駄買いをしなくなる。
何にお金を使うかは本人の自由だ。
もちろんそれを一人で乗り越えるのは至難の業だ。
だからそこにカウンセラーという話を聞くプロがいる。
そのプロに話を聞いてもらって自分と向き合えばいいと思う。
ひとときの満足のために使わないものを買うより、そのお金を使って心の問題を手放すことができれば、近い将来無駄買いをしなくなる。
何にお金を使うかは本人の自由だ。
だが「Knowledge is power. 」、知は力だ。
同じ金額を使って欲しいかもしれない物を得るよりも、心の負荷を手放した方が圧倒的に自分のためになる。
物を得るよりも知識を得るのも大事だが、その知識を得るためには頭の中のゴミを捨てる必要がある。
これからの何十年先も生きる自分のために、自己投資としてカウンセリングを受けることをお勧めだ。
