「志望学部の決め方実践編」

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昨日のブログでやりたい仕事と就職したい企業から、志望大学を決めたら良いと書きました。
この方法が一番良いと思うのですが、中にはどうしても仕事や企業まで決まらない人がいます。
大学に進学してから考えると言うのです。
まあ、それはそれで仕方ありません。
その場合はせめて大学で専攻する学部だけでも決めておきたいものです。


1.よくある受験生の学部の決め方

受験生が学部や大学を選ぶ際に、よくあるパターンがあります。
数学が苦手だから文系にいく、社会が嫌いだから理系にいくといった類です。
消去法で選んでいくわけですが、これは絶対にやめてください。
自己否定的な考え方は後で必ず後悔します。

これは本人のせいばかりではなく、親や教師の影響かもしれません。
元来人間は、とりわけ日本人は否定的にものを捉えます。
そして子供達にまで悪影響を及ぼすのです。


2.大学進学後のミスマッチ

数学が苦手で文系に進み、成り行きで某大学の経済学部に進学した学生がいます。
彼の予想に反して、経済学部では数学を多く学ぶのです。
それは当たり前で、経済学というのは半分は数学みたいなものなのです。

社会が嫌い、つまり記憶物が嫌いで理系の医学部に進学した学生がいます。
彼は元来、数学、物理は大得意でした。
ところが医学というのは、記憶一辺倒の学問です。
このミスマッチに大いに苦しめられました。(実を言うと私自身の事です)


3.ミスマッチを防ぐために

①得意科目から学部を選ぶ

前章で述べたようなミスマッチを防ぐためには、どうしたらよいでしょうか。
まずは自分の得意なことから選んでいくのです。
自己肯定的に考えましょう。

受験5科目のうちに何か得意な科目はあるでしょう。
それを活かせる学部に進学してください。
以下に例をあげます。
・英語が得意な場合→国際学部
・数学が得意な場合→経済学部
・国語が得意な場合→文学部
・理科が得意な場合→理工学部
・社会が得意な場合→法学部、商学部
教育学部は専攻科で条件が変わってきます。
医学部は全科目出来るべきです。

②ある程度は将来の進路を見直しておく
学部を選んだら、その学部の卒業生はどんな仕事につくのか調べてください。
自分の想いと食い違いがないか考えましょう。
やりたい仕事が決まっていないという前提で始めていますから、大きな問題は無いはずです。

4.選んだ学部で人生がすべて決まるわけではない

今回は得意科目から志望学部を選ぶという方法を紹介しました。
私の論法だと、これで仕事まで全部決められてしまうと思われがちです。
もちろん、そんなことはありません。

日本の企業は良しも悪しくも、どんな学部からでも採用されます。
企業があまり学部の特異性を見てくれないのです。
逆にいえば、方向転換はいつでも出来ます。

大学に入学してから、自分の特性を知り、やりたい仕事、さらには企業を選ぶのも一つの生き方です。
また、受験段階で自分のやりたい事が全く何も決まっていない人は、「つぶしの利く学部」を選ぶのが良いかもしれません。

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