40代からの『気』の病を知ってケアしよう!

記事
学び

こんにちは。
たなか まり*心のナースステーション*です。


きょうは、
日本更年期と加齢のヘルスケア学会理事長で、更年期治療の第一人者である

医師の小山崇夫先生が学会誌に書かれた「気の病」について紹介します。


〜「気」の病への対応

「気」の病への対応は西洋医学は得意とはいえない。
臓器の異常に基づく疾患に対しては強いが、

臓器の検査では異常がなく症状のみが強い場合いわゆる「気」の
病に対しては不十分なことが多い。

更年期女性にみられる自律神経失調症すなわち更年期症状などは、
その典型とも言える。

胃がもたれて胸やけがするなどはよくみられる症状であるが
胃カメラの検査をしてもとくに所見が認められないこともよくある。

この様な場合、定期的に胃カメラ検査を行い胃薬を処方されている
患者をよくみるが、正確な対応としては胃を支配している
神経が不安定症状を呈しているため、支配神経を不安定にしている
原因を探りそれに的確に対応することが必要となる。

それには、ある程度時間をかけた問診や、カウンセリングなどによる
状況の把握が必要である。

「気」への対応は現代医学では経験を積んだ医師による、カウンセリングがベストであるが、
その様な環境を提供できる様な努力を、少しずつ続けることが大切である。〜



という内容です。まさに数年前の自分と重なりました。
何回、胃カメラを飲んだことかわかりません。

結果は異常なし。胃薬を処方され終了でした。
でも、なかなか胃の調子はよくなりません。 
色々、自分で調べていくうちに自律神経のみだれなのだとわかりました。



「気」の病、つまり更年期の症状は日本の医療(西洋医学)では
あまり得意とされていないと小山先生は書かれています。




更年期に起きる人生の様々な出来事が、女性ホルモンが低下し、
ゆらぎのある身体にダメージを与えます。




自律神経がバランスをくずしたことによる体調不良は、
なかなか誰にも理解されにくく
ともすれば女性本人も気づかずに薬に依存するケースも
多いのだそうです。



時間に限りのある医療機関で、ゆっくり話を聴くという
対応はむずかしいのが現状です。

その人の身に起きていることに
親身にゆっくりと耳を傾けて、
聴いてくれる場があれば救われる女性も多くなると感じます。



また、女性自身も40才以降に起こってくる、体調の変化に気づき、
食事や適度な運動を取り入れましょう。


また、自分に合ったリラックスの方法を知って、自律神経のバランスを
整える行動が大切なので、カウンセリングを通じて伝えています。


私自身もストレス対処の方法を取り入れて、胃の調子は改善し
最低48㎏(身長は163㎝)まで落ちた体重が、やっと51㎏となり少しホッとしています。



また、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」という厚生労働省のサイトがあります。
ここでは、ストレスチェックやセルフケアの方法、eラーニングなど働く人のメンタルケア情報がたくさん紹介されていますよ。



今は、日本の女性の60〜70%が働く時代です。
更年期も含めたセルフケアが自分自身を守る
重要な鍵をにぎると言えそうですね。(●'◡'●)




【引用参考文献】
更年期と加齢のヘルスケア 第17巻 第1号
2018年6月30日発行(更年期と加齢のヘルスケア学会機関誌)






サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す