まだ読まれてない方は
1 から読んでみてくださいね。
箱庭を作って、
それぞれが感じた物語を聞かせてもらった後
それぞれが箱庭に1つアイテムを足すことで
わたしがどう感じるかを探る
というワークをしました。
↑少し離れた所に
ガラスの馬車を置いて下さった方。
いつでも、この世界から飛び出せるからね
というメッセージです。
深い深い優しさを感じます。
ただ、その時のわたしは
抜け出さなくても大丈夫かな、
と思いました。
↑真後ろに芝生を置いて下さった方。
立ちっぱなしで疲れたら、いつでも座れるよ。
休めるよ。というメッセージです。
嬉しかった。
後ろに倒れても大丈夫という感じがして
いいなと思いました。
↑可愛いマルチーズを置いて下さった方。
傍にいるよというメッセージです。
確かに周りに生き物がいないんですね。
それに気づかされました。
↑主催の方は、木の上に
梟を置いて下さいました。
この木がとてもどっしりしていて
守ってくれているから
あなたは大丈夫。それでも不安なら、
守りの梟を足しましょうね。
というメッセージです。
木がどっしりしていて、わたしが
安全な木を選んでいたんだ、
ということに気づかされました。
↑一番しっくりきたのが、
木の上の帽子です。とても意外で、
印象深かったのを覚えています。
この子は、何かを探している。
それはこの帽子かもしれない。
でも、それはもう必要のないものだから
気にしなくてもいい。
これを聞いた時、何故だか涙が出たんです。
「大丈夫」だけでなく「気にしなくていい」
この時のわたしには、ものすごい癒しの言葉でした
そして、当時はまったく
分からなかったことで
今写真を見返して
気づいたことがあるんです。
少年(わたし)が見つめている方向に
綺麗な湖、その奥に天使と白い貝殻
そのすぐ傍に 大きな波が迫っているんですが
当時から、わたしはこの波が
怖くて仕方がなかった。
それを感じ取って下さった方が
抜け出せるよ、とガラスの馬車を
置いて下さったんですが
その時に、ここから離れたいと
思ってる訳ではないことが分かったんですね
では、この右側のオブジェは何なのか。
今見て、はっきり分かります。
これは津波で、天使は優しい人たちです。
人を助けようと力を尽くして
津波に飲まれた 優しい人達なんだと思います
どうして優しい人達が
死ななくてはいけないのか。
その理由を探しているんです。
だから、帽子を置いて下さった方に
何かを探している。
でも気にしなくていい。
と言われた時に、涙が出たんだと思います。
今答えは出ない。
だけど大丈夫なんだと。
手放していいのだと。
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月に1度、全10回程あったワーク。
他の日は、わたしが寄り添う側になったんですが
寄り添うのも、とても奥が深かったです。
正直に言うと、本当に難しい。
ただ、その人が「しっくりくる」という瞬間を
色んな場面で目撃して、
それがとても感動的でした。
でも、どんな風に寄り添ってもらっても
必ず気づくことがあるんですね。
「自分は〇〇なんだな」と、自分で気づく。
1人で作っていては多分気づかない。
そういうことが、必ずありました。
数年経って写真を見直した時
その箱庭に新しい発見があったりします。
↑今見ると、トトロが帽子を見ながら
手を振っているようです。
「それで いいんだよ」と。