箱庭グループワーク体験をした時のこと 2

記事
学び
まだ読まれてない方は
1 から読んでみてくださいね。



箱庭を作って、
それぞれが感じた物語を聞かせてもらった後
それぞれが箱庭に1つアイテムを足すことで
わたしがどう感じるかを探る
というワークをしました。

NEC_2052.JPG

↑少し離れた所に
ガラスの馬車を置いて下さった方。
いつでも、この世界から飛び出せるからね
というメッセージです。
深い深い優しさを感じます。

ただ、その時のわたしは
抜け出さなくても大丈夫かな、
と思いました。

NEC_2053.JPG

↑真後ろに芝生を置いて下さった方。
立ちっぱなしで疲れたら、いつでも座れるよ。
休めるよ。というメッセージです。
嬉しかった。

後ろに倒れても大丈夫という感じがして
いいなと思いました。

NEC_2054.JPG

↑可愛いマルチーズを置いて下さった方。
傍にいるよというメッセージです。

確かに周りに生き物がいないんですね。
それに気づかされました。

NEC_2056.JPG

↑主催の方は、木の上に
梟を置いて下さいました。
この木がとてもどっしりしていて
守ってくれているから
あなたは大丈夫。それでも不安なら、
守りの梟を足しましょうね。
というメッセージです。

木がどっしりしていて、わたしが
安全な木を選んでいたんだ、
ということに気づかされました。

NEC_2055.JPG

↑一番しっくりきたのが、
木の上の帽子です。とても意外で、
印象深かったのを覚えています。

この子は、何かを探している。
それはこの帽子かもしれない。
でも、それはもう必要のないものだから
気にしなくてもいい。

これを聞いた時、何故だか涙が出たんです。
「大丈夫」だけでなく「気にしなくていい」
この時のわたしには、ものすごい癒しの言葉でした

4778261_m.jpg


そして、当時はまったく
分からなかったことで
今写真を見返して
気づいたことがあるんです。

NEC_2043.JPG

少年(わたし)が見つめている方向に
綺麗な湖、その奥に天使と白い貝殻
そのすぐ傍に 大きな波が迫っているんですが

当時から、わたしはこの波が
怖くて仕方がなかった。

それを感じ取って下さった方が
抜け出せるよ、とガラスの馬車を
置いて下さったんですが

その時に、ここから離れたいと
思ってる訳ではないことが分かったんですね

では、この右側のオブジェは何なのか。
今見て、はっきり分かります。

これは津波で、天使は優しい人たちです。
人を助けようと力を尽くして
津波に飲まれた 優しい人達なんだと思います

どうして優しい人達が
死ななくてはいけないのか。
その理由を探しているんです。

だから、帽子を置いて下さった方に
何かを探している。
でも気にしなくていい。
と言われた時に、涙が出たんだと思います。

今答えは出ない。
だけど大丈夫なんだと。
手放していいのだと。

*****************************

月に1度、全10回程あったワーク。
他の日は、わたしが寄り添う側になったんですが
寄り添うのも、とても奥が深かったです。

正直に言うと、本当に難しい。
ただ、その人が「しっくりくる」という瞬間を
色んな場面で目撃して、
それがとても感動的でした。

でも、どんな風に寄り添ってもらっても
必ず気づくことがあるんですね。
「自分は〇〇なんだな」と、自分で気づく。
1人で作っていては多分気づかない。
そういうことが、必ずありました。


数年経って写真を見直した時
その箱庭に新しい発見があったりします。

NEC_2055.JPG

↑今見ると、トトロが帽子を見ながら
手を振っているようです。
「それで いいんだよ」と。





サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す