上手だなぁ。と、感心してみています。
今は、また、和装ブームのようで、大正ロマンや昭和なレトロ感が漫画になったりアニメになったりして、和装に関わる一人として、ニヨニヨしながら見ています。
が。
憧れと実際は、やっぱり違うもので、創作の中の衣装としての「着物テイスト」と「着物」は、違う、ということを理解してほしいと思うのです。
明らかにどう見ても、着物としか見えないものを着ている。のに、肩に縫い目がある? 袖付けが?? 帯で胸を締め付けてない? この人の腰はどこにあるの? 裄付けが……一枚布で切って縫った感じ? 巻きスカートじゃないんだからさ。
っていう、突っ込みどこが満載。せめて、かけ衿がついているということは主張してくれないと、経帷子じゃないんだからさ、とか、ね。
基本は大事だと思うのです。
そこからいくらでも創作してくれてOKなので、せめて、衽はどの辺とか、帯の位置とか、着た時に必ず入るしわだとか、そこは、押さえておいてほしい。
大体、男物の袴の位置が高すぎたり、帯から下が長すぎる、ってことは、あるなぁ。あと、衣紋の抜き加減。
漫画やアニメの和装が、必ずしも実在するとは限らない、ってことを、理解してください。お願いします。ここ、大事。試験に出るからね。うん。
以上