「子どもの不調」を見逃さない!意識して欲しい6つのポイント

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 いつでも元気いっぱいな子ども達。沢山走って、沢山笑って、元気過ぎると感じてしまう時もあるかもしれませんね。

 そんな、子ども達の不調や異変に気付けないと、病気や怪我を見逃してしまう事にもなりかねません。

 今回は、子ども達の不調や異変にいち早く気付く為の6つのポイントを紹介します。どれも、専門知識がなくても誰でも簡単にできるものなので、是非参考にしてみてください。

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 それでは、本題に入りましょー!

結論

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 子ども達の不調や異変に気付く為には、まず、子ども達のいつもの様子を知っておく必要があるということを知っておいて欲しいと思います。

 例え今回紹介する様な、子ども達の調子を測る為の指標となることを幾つ知っていたとしても、それがお子さんにとって、普段と違う様子なのか、普段とどのように違うのかを見つけることができなければ意味がありません。

 子ども達の普段の姿、「通常」を知らなければ「異常」は見えないものなんです。

 その上で、子ども達の異変を見逃さない為に役立つ指標として、以下の6つについて詳しく解説していきます。どれも年齢を問わず、ある程度の効果が期待できるものになっています。

1.子どもの顔を見る
2.子どもが「おなかが痛い」と言う
3.機嫌が悪い
4.活動量が低い(元気がない)
5.口数がいつもと違う
6.食欲がない

 あくまでも指標なので、これから紹介するような兆候や変化が見られたら必ず病気や怪我があるということではありません。

 ですが、兆候を掴むことができれば、もしその後で本当に具合が悪くなった時に、迅速にかかりつけ医に相談ができるようになります。病気や怪我は早期発見・早期治療が大原則なので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

「通常」を知らなければ「異常」は見えない

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 僕は保育士として現場で数百人以上の子ども達を見てきましたが、最も大切にしていたのは「子ども達の普段の様子を見る」ということです。

 子どもの成長や発達を保護者に伝える時や、保育の評価反省をする時、今回のテーマの様に子ども達の異変にすぐに気付く為には、普段どのような様子でいるのかを把握しておく必要があるからです。

 また、お医者さんがレントゲンを見る時にも、この考えが重要だと言う意見を聞いたことがあります。
 レントゲン画像を見て患者さんの異変に気付く為には、普段から何千何万という正常な身体のレントゲンを見て記憶することで、がん細胞や血管の異常、炎症の有無などを見つけることができるようになるというのです。

 子ども達の普段の顔色を意識していなければ、熱で顔が赤らんでいたり、気持ちが悪くて青白くなっていても、この子はこんな顔色なのかな?と見逃してしまうことがあるかもしれません。
 もちろんこんなケースでは、顔色だけでなく明らかに熱や体調不良を疑うような兆候が見られるとは思うのですが、普段との違いを見つけることでやはり、確実に、素早く異変に気付くことが出来るようになるのではないかなと思っています。

 1.子どもの顔を見る

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 子どもの異変に気付く為に、意識してみて欲しいこと1つ目は「子どもの顔を見る」ことです。

 これは、みなさん普段の生活の中で無意識的に行っていることだと思いますが、意識して見ることでもしもの時の確実さや、気づくまでの早さがぐっと変わってくるものです。

〇顔から見て取れる兆候の具体例

 具体的には以下の様な変化が見られた時には、熱を測ったり、怪我の確認をしたり、必要がありそうであればかかりつけ医などに相談をするようにしましょう。

・顔が赤く熱っぽい
・顔面が蒼白(青白い)になっている
・目が潤んでいる
・目ヤニが止まらない
・鼻水が垂れている
・顔をしかめることが多い    ・・・・・・などなど。

あくまでこれらは一例(ごく一部)に過ぎないので、ご自身の中でお子さんの普段の顔と違う部分が見られたり、なんとなく気にかかるものがあれば、そうしたものも不調の兆候として頭に入れておくようにしましょう。

 また、こうした兆候というのは、これから紹介するものも含めて、ほとんどの場合で幾つも当てはまることが多いです。

 もちろん、どれか一つだけしか兆候が見られないから安心、たくさん見られたら危険な病気や怪我をしている、ということではないのですが、なるべく全体を観察して兆候を見逃さないようにしましょう。

2.子どもにとっての「おなかが痛い」は・・・・・・

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 喋り始め~幼児さん(1~6歳)くらいの頃に、子どもが「お腹が痛い」と伝えてくれたり、様子が気になって聞いてみると「お腹が痛い」と応えることがあります。

 勿論、その言葉の通り「腹痛」の場合も多くあります。

 ですが、時折、身体の中の不調を正確に伝える言葉がなくて「お腹が痛い」と言っているケースもあるので注意が必要です。

 とはいえ、医師でない人ができることは限られているので、「お腹が痛い」と伝えてくれた時には、少し意識して様子を見るようにするようにしましょう。時間が経って他の症状や兆候に気付くことで早期に対処ができるようになります。

 子ども達は、五臓六腑の名前も知らなければ、それぞれの部位が自分の身体のどこにあるのかも分かっていません。
 なので、内臓の痛みや不快感を感じた時に「身体の中のどこかが変だよ」という意味で「お腹が痛い」と伝えているのだと考えられます。

 勿論、医師であれば、お腹を押してみたり、どんな痛みなのか問診や触診をしたり、他の兆候はないか、など、総合的に判断して、性格に診断ができると思います。

 ですが、私たちには異変を特定できるような知識はありませんから、「お腹が痛い」と訴えた時に、
 「本当に腹痛なのかな?」、「もしかして、他のことを伝えたいのかな?」と考えることができる様に、意識できると良いのではないかなと思います。

3.機嫌が悪い

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 何だか急に子どもの機嫌が悪い、突然泣き出したり、すごく甘えたがるようになるなど、急な変化や、原因が分からない場合には不調の兆候である場合があります。

 お菓子を買ってもらえなくて泣いたり、ブロックがなかなか積み上がらなくて怒ったり、オムツが汚れていて泣き出したり、原因がはっきりと分かっている場合は問題ありません。その原因を取り除いてあげれば機嫌は自然と回復していきます。

 ですが、なんの前触れもなく泣きだしたり、怒りだしたりして、どんなにあやしても効果がない場合には、体調不良の兆候である可能性があるので注意しましょう。

4.活動量が低い

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 子ども達の活動量というのも、普段から意識しておきたいことの一つです。

 活動量とは凄く簡単に言ってしまえば、どのくらい動いたり、遊んだり、喋ったりしているのか、それぞれの負荷はどのくらいか?ということです。

 例えば、外遊びであれば、普段から「何分遊ぶのか」、「どんな遊具を何回くらい使うのか」、「休憩の頻度や時間」などを意識して見ます。

 大人だってそうですが、体調が悪い時には休憩を多く取ったり、なるべく動かないようにしたりしますよね。それって意識して活動量を抑えている部分もありますが、「しんどくて動けない」ということの方が大きいのではないでしょうか。

 子ども達の場合には、少し調子が悪くても、大人から見ればたくさん動いて、たくさん遊んでいる様に見えてしまったりします。

 でも、気を付けて見ていると、「なんだかぼーっと休んでいる時間が多いな」とか、「いつもだったらすべり台を何回もするのに、今日は1回しかすべり台をしていないな」とか、「いつもみたいに走り回らないな」など、普段との違いに気づくことができます。

 そんな時は、早めに家に戻ったり、その日は体調の変化に気を付けて見守るなどしましょう。また、明らかに異変があると感じた時には、かかりつけ医に相談をしましょう。

5.たくさん喋るor言葉数が減る

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 次に口数です。普段のお喋りや会話の量と比べて、明らかに多くなっていたり、不自然に口数が減っていると感じたら不調の兆候かもしれません。

 もちろん、お喋りが好きな子と、お喋りが苦手な子ではそもそもの普段の口数は違いますよね。なので、他の子と比べる必要はありません。
 あくまでも普段のお子さんと比べて、その日の口数に大きな差がないかを意識して見ましょう。

 体調不良の時って大人でも口数が減ったり、声に元気が無かったり、トーンが落ちていたり影響がありますね。子ども達の場合でもやはり、しんどい時には口数が自然と減ったりします。

 では、口数が増えても様子を見る必要が何故あるのかと言うと、体調不良によって体温が上がったり、ホルモンバランスが崩れることで一種の興奮状態になっている可能性が少なからずあるからです。

 口数の変化は、体調が良い時でも毎日違いますし、なかなか異常に気付きにくい部分ではあります。ですが、明らかに普段と違うなと感じたら、熱を測ってみたり、他の兆候が見られないか観察する様にしましょう。

6.食欲がない

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 子ども達が全然ご飯を食べない時にも、やはり体調不良などを疑う必要があります。

 食欲は、そのまま活動するエネルギーにも繋がりますので、食欲が落ちるということは身体にとって異常事態と言えます。

 主に消化器系の不調で食欲低下が見られるそうで、腹痛や吐き気がある時には食欲がなかなか沸かないことが多いようです。
 また、それだけでなく食欲不振は、呼吸器系の異常や発熱などでも現れることがあります。

 基本的には一過性で、十分な休息を取ったり、薬を飲んだりすることで治るケースがほとんどです。
 しかし、稀に食欲不振が長く続く場合などもあるようなので、もし食欲が落ちて原因が分からなかったり、3日以上続くようならかかりつけ医に相談をするようにしましょう。


何か変だな?と思ったらかかりつけ医に相談を

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 今回は子ども達の異変を見逃さない為の6つのポイントを紹介しました。

 子ども達にとって病気や怪我はとても身近なリスクで、よく熱を出したり、よく怪我をしたりもします。大事に至らない様に見守る必要性はありますが、どうしても軽い風邪や怪我は起こるもの。

 そんな時に、いち早く子どもの異変に気付くことができる様になっておくと、すぐにかかりつけ医などに相談ができて、重症化してしまう前に対処できる可能性が高くなります。

 やはり、病気や怪我は早期発見・早期治療が大事です。

 早期治療に繋げる為には早期発見をしなくてはいけませんが、子ども達の「異常」を見つける為には「普段」の姿を知っておく必要があります。

 今日紹介したポイントも参考にしながら、普段から子ども達の様子を把握する様に心がけてみてください。病気や怪我を見つけることができるようになるのは勿論ですが、それだけではなく。

 子ども達の成長や発達に気付くことが出来たり、好きなこと嫌いなこと、得意なこと苦手なこと、これまで以上にたくさんの発見をすることができるようになります。

 もし、子ども達を見ていて、普段と違う姿が見られた場合には、注意して様子を見たり、必要性を感じたら迷わずにかかりつけ医など専門家に相談をするようにしてくださいね。


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