注意が必要な保育施設に必ずある3つの特徴とその本質的なやばさ

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 保育施設は様々なものがありますね。保育園や幼稚園ももちろんそうですし、託児所やベビーホテルなども当てはまります。

 そんな数ある保育施設ですが、ある「3つのない」が当てはまっている施設は注意が必用です。

 とはいえ保育施設は業務の可視化がまだまだ進んでいるとは言えない業態でもありますし、利用者目線ではなかなか見つけにくい問題点が隠れてしまっていることも・・・・・・・

 更に、そんな施設を運営しているのが、公立なら都道府県や市区町村になり、私立なら福祉法人だったり、企業が経営している施設もあって、責任がどこにあるのかも分かりづらいですよね。
 今回は保育士が、注意が必要な保育施設について忖度なしで切り込んでいきます!

結論:「3つのない」が当てはまる施設は要注意

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みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です


 はい、みなさんこんにちは!男性保育士で【子育て・保育の相談相手】RyU(りゅう)と申します!

 ココナラで子育てチャット相談も行っていますので、ご興味ある方は以下のリンクよりご購入ください。



 保育施設って中に入ってみないと分からないことが結構ありますよね。外観はどこも可愛らしいマスコットキャラクターがいて、保育士の作った壁面製作というもので入口を飾っている所も多く見られます。

 保育施設の中に入るというのは、素直に室内に入ってみないと分かりにくいということもあるのですが、実際に保育を受けてみないと分からない、実際に勤務してみないと分からないことがあります。

 そんな、どこか不透明な、人の善意を無理矢理に信じさせられているかのような保育施設の実態はどうなのか?

 お子さんを施設に預けるママ、パパだったら知りたいことを丁寧に解説していきます。


 「この保育施設はちょっと・・・・・・ないな」と感じさせる保育施設には、ある共通点があります。

 それが、3つの「~ない」という項目が当てはまるということなんです。

 その3つの項目が以下になります。

1.きたない
2.笑顔がない
3.わからない

 現場で働いてきた保育士として言えるのは、この中のどれかが当てはまっていても注意が必要ですが、全て当てはまるようなら施設を換えるという選択肢も視野に入れた方が良い場合もある。というなかなか切迫感のある内容となっています。

 それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!

1.施設が汚い

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 まず「この保育施設はちょっと・・・・・・」と、感じてしまう施設の特徴として施設が汚い=【清掃がいき届いていない】という特徴があります。

 家庭でもお子さんのいる部屋はなるべく綺麗にして、雑多に物が置かないように意識してしまうものですよね。
 もちろん、家事や仕事も忙しいですし、掃除や収納に得手不得手がありますから、家庭はできる限り意識をしていればもう十分かなと思います。

 ですが、こと保育施設に関しては、掃除や整理整頓の”得手不得手”と言うのは言い訳にもなりません。

なぜなら、職場の環境を整える為の清掃や整理整頓は、苦手でもしっかりと行わなければならない「業務の一環」だからですよね。

 子ども達が遊ぶ保育室は綺麗で当然です。

 加えて、部屋だけでなく「トイレ」や「廊下」、「エントランス」や「職員室」も、毎日小まめに清掃や整理整頓をしておきたい場所です。
 更に、非常口や窓、壁、天井なども、何かのタイミングで定期的に掃除をしていきたいところです。これが当たり前だと言える保育施設はかなり、質の高い教育がいき届いているのではないかなと思います。 

◆どうしても時間が取れない日はある、でも・・・・・・

 保育施設は、労働環境の問題が話題にあがることが度々あるように、人員的にも、時間的にも、かなり限られた中で業務を行っている施設も確かにあります。

 でも、忙しさにかまけて掃除を蔑ろにしていいわけはありませんよね。

 だけども・・・・・・大きなイベントの準備や、施設で何かトラブルが起きた時など、イレギュラーな時にはどうしても、清掃よりも優先するものがあったという日が出てきてしまうのは仕方がないことです。

 でも、そうしたイレギュラーの場合には、翌開園日に清掃の時間を増やすなど、対処をすれば良いと思います。
 実際に僕が勤務していた時にも、運動会の準備が遅くまでかかり、その夜はさっと掃除をして、翌日早くに出勤してしっかりと清掃をした経験があります。

 なので、昔のドラマの様に窓の冊子を指で撫でて埃を確認するまではしなくて良いですが、部屋の角だったり、子どもの荷物棚の上だったり、職員室の机の上をたまに気にして見ると、その施設が「清掃」にどのくらい重きを置いているのかが垣間見れると思いますよ。

◆清掃がいき届いてないと「安全面」にも疑問符が・・・

 問題なのは、部屋が汚いということではなく、その裏にある「清掃や整理整頓は重要ではない」という考えが見え隠れするという事です。
 運営者の指導なのか、職員のそもそもの意識の低さに起因するのか、そうしたことを改善点とさえ思えていない場合は赤信号です。

 こうした施設は「衛生面」だけでなく、「安全面」に関してもどこか抜けていたり、考えが甘い施設である可能性が高い場合があります。

 〇清掃と安全はリンクしている
 どの職種であっても、「清掃」と「安全面」は繋がっていますよね。雑多に物が置かれた場所は衛生的にも良くないですし、何かにつまづく、本来のものと部品を取り違える、クライアントのデータを間違えて入力する・・・・・・色んな危険をはらんでいます。

 そして、保育施設ではより顕著にそれが現れます。

 机の上にペンを置き忘れた時、ほとんどの職場なら「片付けなよ」と声をかけられるか、いつの間にか誰かがペン立てに戻してくれるか、もしくは本人が思い出すまで放っておかれることだってあるでしょう。

 ですが、保育室でペンを置き忘れていたら、子どもが口に入れるかもしれません、ペン先が出ていて柔らかい肌を傷つけてしまうかもしれません、何かの拍子で床に落ちた時に踏んでしまって転倒をするかもしれません。

 子どもの手の届かない所だって、地震の揺れで重たい荷物が落ちない様に整理します。遊びの最中でも、誰も使っていなくて床に散乱している玩具があれば、保育者がさっと片付けたり、子ども達に声をかけて皆で整理します。

 こうした、日常に潜んでいるリスクを元から絶つ唯一の方法は「普段から清潔にして、整理整頓に努める」ことだけなんです。

 整理整頓ができていない「部屋が汚い」保育施設は、衛生的ではなく、子ども達の身近に潜むリスクが大きく、そもそもとして「清掃と安全」という繋がりそのものを意識できていない可能性すらあるのです。


2.職員に笑顔が無い

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 「この保育施設ちょっと・・・ないな」と思う施設の特徴2つ目は、【職員に笑顔がない】です。

 子ども達に笑顔が見られないなんて言語道断ですし、保護者の方が安心できていないのなら、ちょっと普通ではないので。この記事を読むよりも、急いで施設の実情を調べたり、他の施設に移れないか調べてください。

 職員に笑顔がないというのは、楽しい職場ではないから、そもそも職場で楽しい人なんているの?と思うかもしれませんが、保護者の方が職員を見ることができる機会ってかなり限られていますよね。

 それこそ、登園や降園とその前後だったり、保護者参加のイベントの時くらいなものですよね。

 保育者だって仕事中はずっと笑顔でいるわけではありません。真剣な顔をしていることもありますし、疲れがあれば少し暗い表情をすることもあります。
 ですが、何度施設を訪れてみても、ほとんどの職員に笑顔が見られない場合には注意が必要です。

 笑顔は作れる!なのに笑顔になれないということは・・・・・・?

 「ビジネススマイル」は社会に出た新人さんから、ベテラン、重役まで皆さんが持っているビジネススキルの一つですね。
 無理して作っていると分かってしまうことも多いビジネススマイルですが、ある種のマナーの一部の様な部分もありますから、そのビジネススマイルすらできない状況って何でしょうか?

 それぞれの施設で原因は様々あるとは思うのですが、苛烈な労働時間で働いていたり、サービス残業が嵩んでいたり、保育者の人数がギリギリだったり少なかったり、人間関係で何かトラブルが起きていたり・・・・・・

 とにかく、相当に過酷な状況が続いていない限りは、保護者(利用者)がいる時に笑顔を作ることもできない、ということは、ほとんど起きません。

 人間関係が苦手な保育者だって居るので、特定の人が笑顔でなかったり、声が小さい、暗いということはあるかもしれません。それも、通っていれば「その先生の個性」だと分かる瞬間はきますよね。
 そうではなく、職員の多くが恒常的に笑顔さえ作れないような施設だったとしたら、やはり施設に通うことから見直すレベルで危険かもしれません。

 過酷な労働環境かどうかは、なかなか利用者目線では分かりにくいかもしれませんが、一つコツをお伝えします「保育士さんだから~」と、思うことがあったら危険信号です。

 保育士だから、登園の時も迎えの時も保育室にいたな。土曜も見たけど、平日もずっといるんだな。部屋に先生一人しか居ないけど、クラスのみんなを見れるの凄いな。

 こんなことをふと思った時には、保育者も普通の社会人でサラリーマンなので、労働基準法や36協定などを結んでいるはずであることを思い出してあげてください。

 そして、もし、通われている施設が危ないと思ったら、是非市の担当などに状況を伝えてください。それが、ひいてはお子さんを様々な危険から自衛する為の最善の方法になります。 



3.子どもの感想が「分からない」

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 「この保育施設ちょっと」と思う3つの特徴の最後は、施設から帰ってきた時に「今日はどうだった?楽しかった?」と聞いて、「わかんない」と答えることがある施設になります。

 その時に、笑顔で言っていたり、何か尋ねると「わかんない」と返答することを楽しむ子の場合など、例外もありますが、その日のことを思い出してみても「わかんない」と応えるようなら危険信号かもしれません。

 〇子ども達は楽しむことのプロ

 子ども達は様々なものに興味を持つことができ、沢山の好奇心を抱くことができ、同じ遊びでも自分の中での目的を持って遊ぶことが出来る、「楽しむことのプロ」だと僕は思っています。

 保育士は確かに、手遊びや童謡、楽器演奏、運動遊び、紙芝居や絵本、パネルシアターなど、子ども達が興味を持ちやすい物や技術、知識を持っています。
 でもそれは、そうした色んな遊びや経験に対して、興味を持って楽しもうとする子ども達が居なければ、何の意味も無いただの知識や物になります。

 また子ども達は、新しいことも大好きですし、いつも遊んでいるものも大好きです。
 誤解を恐れずに言うなら、保育者側が最低限の配慮をしながら関わることができれば、子ども達は自分で興味のあるものを見つけ、自分達で楽しみ方を発見して、繰り返し遊ぶことが出来るんです。

 もう、まさしく「楽しむことのプロ」なんです。

 そんな子どもが、家に帰って笑顔も口数も少なく、施設での様子を聞いても「わからない」と応える。これは、普通ではないです。

 事件性のある問題が隠れているケースは本当に稀だと思います。ですが、

 いつも遊ぶ玩具が変わらない。自分で選ぶことができず保育者が支持をする。保育者が子どもに無関心。子ども同士のトラブルが起きている、またその問題を解決しようとする職員が居ない・・・・・・

 楽しむことのプロである子ども達が、毎日どうしても楽しめないということがあれば、それは【保育の質】そのものに問題がある可能性があるんです。

 緊急性があるかは「我が子への影響」で考える

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 今回は「衛生面」や「安全面」、「職員の労働環境」、そして「保育の質」からみる、保育施設の危険な特徴「3つのない」について解説をしました。

 保育というものが「福祉」であることに誇りをもっているのですが、保育施設が子ども達を預かるのは「サービス業」です。

 保育園や幼稚園の転園などはかなりハードルがありますし、託児所などの施設にしても最寄りに近いか、通勤圏内にあるかなどの条件もあって、なかなか移動するのは難しいかもしれません。

 ですが、今回紹介したものが極端にみられるようであれば、それは「我が子への影響」を考えて、今後のことを調べたり、家族で話し合ったり、場合によっては転園や施設を換えることも辞さないでもらいたいと思います。

 「福祉」はどちらも「幸せ」という意味があります。また、なんだか善行の様な響きもありますよね。
 だからなのか、福祉サービスに過度に期待をしてしまったり、過剰な信頼をすることで本当に考えなくてはいけない「我が子の、我が家の幸せ」を見ない様にしてしまう風潮も日本にはあるんじゃないかと思っています。
 何か引っかかることがあったら、施設の先生に相談しましょう。それでも改善が見られなかったり、相談にも乗ってもらえない時には自治体の相談窓口で話をしましょう。

 もし、そこまでではなくて、でもちょっと通っている保育施設の不満を言ったり、実際に危険があるのかを聞いてみたいと思ったなら、僕で良ければお話を聞きますので、是非ご連絡ください!

 では、またねー。

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 では、また次の記事でお会いしましょー。またねー!
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