子どもの読書経験が少なくなり、活字離れも問題とされる中で、「読書の量」と「学力の向上」に相関関係が見られるというデータにも注目が集まっています。
習慣付けって本当に大変です。自分自身のことですら、ほとんどうまくいかないのに・・・・・・子どもに読書をさせるにはどうすれば良いのか?
実は、たった一つのことをするだけで、誰でも、どの家庭でも、明日からでも、子どもに「読書習慣」がつくような環境を整えることが出来るようになります。
その方法は、聞いてみればなんでもないことなのですが、効果は絶大!
詳しく解説をしていきますので、最後までご覧ください!
結論
結論から言うと、子どもに読書週間を付けさせる最も身近で、最も効果の大きい方法は・・・・・・
家族で毎日【読書の時間】を作ることです
たったこれだけのことで効果は、想像以上に絶大です。
ある研究では、家族が読書をする習慣がある家の子どもは絵本が好きになりやすく、身近に本のある生活をすることで「絵本好き」が高じて「本に興味を」をもつようになり、いつの間にか自然と「読書習慣」が身に付いているというのです。
読書が習慣化できない人というのは、そもそも読書にこれまで触れる機会が少なかった場合がほとんどです。学校の読書感想文や国語の教科書くらいしか読書経験が無いという人は、けっこうな割合で存在します。
逆に言えば、小さい頃から絵本や書籍が家の中にあり、自然と本に触れることのできる環境を整えることができれば無理なく「読書習慣」をつけることができるということになります。
お子さんが本に関心が無いのは家族のせいかも!?
読書習慣は、とりわけ環境による影響が大きいとされています。
読書嫌いな人の子どもは、遺伝で読書が苦手なわけではありません。
読書嫌いな人の生活スペースに絵本や書籍がない、親が本を読んでいる姿を見たことが無い、という読書に触れられない環境こそが大きな原因の一つなのです。
つまり、もしお子さんが絵本が嫌いだったり、読書が苦手なんだとしたら、それは読書に触れる機会が少なかった環境が原因である可能性があるということです。
これを聞いてはっとした方もいるかもしれませんが、これってほっとする情報じゃないですか?
もしこれまで、家に本や書籍が全くなくて、家族で読書をする時間が無かったのなら、これから少しずつ読書の時間を設けて、少しずつ興味のある絵本や書籍を増やしていけば良いんです。
だって、お子さんに読書習慣ができていないのは、あなたの読書嫌いが遺伝しているわけではなく、たまたまあなたの家庭の生活に「読書」が入り込んでいなかったという環境にこそ問題があったのですから!
遺伝はどうにもできないかもしれませんが、環境はどうでしょう?
環境は行動すれば今からでも変えられます!
これまで自分の為には、本を買ってこなかったかもしれません。ですが、お子さんの読書習慣の為に買うのならどうですか?
一緒に読む本がないのなら、お子さんと一緒に最初は読めば良いのです。そのうちにあなたの方が読書嫌いを克服できようになるかもしれません。
子どもだけに「読書の時間」を作るのは逆効果
ちなみに、生活に「読書」が入り込めば、子どもに「読書習慣」が身につくと聞いて、こう思った方や、まさかもうすでに実践している人はいませんか?
子どもだけに「読書の時間」をさせる
・・・・・・・これね、最悪です。
反対の位置に立って考えてみて欲しいんですけど、習慣づけの為に「あなたはこれから夕飯の後は1時間読書をすること」って、一方的に決められたらどう思います?
「え?いやだけど」・・・・・・って思いません?
強制的にその時間になったら、TVを消されて、スマホを隠されて、目の前に本を置かれたらどうします?
僕だったら、読んでるふりだけするし、本を嫌いになります。
もう分かりますよね?
強制的に読書の時間を作ることは、生活に読書が溶け込んでいる状態ではないのです。
もし、強制的に読書の時間を作られたりしたら、目的だった「読書習慣」がつくことは不可能に近くなります。
それに何が最悪かって、子どもが「読書嫌い」になってしまうリスクがあることです。
習慣が無ければ、身につければよいですが、一度嫌いになった事を克服するのは、習慣をつけるのとは比較にならない程に大変なことです。それこそ今後一切、読書をしなくなってしまうことが簡単に想像できてしまいます。
それじゃあ本末転倒だし意味が無い。
じゃあ、どうするのって家族でTVを消して、スマホを置いて、くつろぎながら本を読む時間を1日の中に無理なく設ける。
そして、これを続けていく。たったこれだけで良いんです。
「読書習慣」は早いほど効果あり!
ある高校生を対象にした「読書習慣」に関する調査の中で、すごく興味深いことが書かれていました。
「読書に抵抗がない高校生」、「読書習慣がある高校生」のほとんどが、なんと、小さい頃に絵本を読んでもらう習慣があったというのです。