自分の未来がわかる。

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ビジネス・マーケティング
こんばんは。いつもブログを読んでくださる方には感謝しています。

今日の話は、サラリーマン時代の事についてです。

 サラリーマン時代? 感の鋭い方は「ヒラメの部下」と聞いて、直ぐに思い浮かぶことがあると思いますが、今日はその事について触れてみたいと思います。

 私は家庭の事情で、高校卒業後、直ぐに社会人になりました(直ぐにお金が必要でしたので)。
 母子家庭に生まれた事、実母が病気を患っていた事。この二つが理由です。
 安易に、「大手企業に入れば給料はいっぱい貰える!」と、そんな事しか考えれなかった当時が、懐かしいです。。。

 月日は流れ、私が26歳の時に、実母は他界致しました。。。享年54歳でした。
そしてこれ以降、「働く事」の考え方が大きく変わったのを覚えています。

 母が他界した後、「自分のやりたい仕事を探したい」という想いが強くなり、選んだ先は「ハウスメーカーの営業職」でした。
 経験もない、全く畑違いの私を面接してくださった会社は4社もありましたが、内定をくださったのは1社のみでした。〇友林業。
 もうこの会社に入るぞ!と、心は決まっていた矢先の事です。一旦、断られた会社から「契約社員なら考えてやってもいいですが??」と、人事部の方からお電話がありました。。。。上からでしたね。
 因みに、この会社。面接の時に。

「あなたの経歴では、住宅営業はむりでしょうね・・」

 こんな事を言われたのは、人生で初めてでした。しかも、面接で、それ言う??? 悔しかったし、情けなかったです。。。
 で、今更、なんで電話をしてきたのか?と思いましたが、理由は聞かず、〇友林業を断り、ここの会社を選んだのでした。

 理由はシンプルです。「面接の時に、馬鹿にされた」から。

 そして、入社後

半年で2件の契約が取れなければ「クビ」。一年で4件契約をすれば、正社員。

このような条件でしたが、当時は、そんなに難しく考えていなかったので、全然気にしていませんでした。
 しかし、入社当初は本当に苦労の連続でした。。先ず、言葉遣いが分からない。言葉も知らない。。。知識が全く無かったので当然だったと思います。それに、営業の世界は「明日は我が身」なんでしょう。手取り足取り教えてくれる人は居ませんでしたね。

 そんな、こんなで、何とか首の皮一枚。やっとの思いで正社員になったころです。社員研修があると言うので、本社会議室に呼ばれたことがありました。
 研修の講師は「お前は売れない」と言った、役員のK藤!!怒りがこみあげてきましたが、私も大人です。目立たぬように、大人しく研修を受けたのでした。。。本人は私に言った事すら覚えていなかったでしょうね。
 予想に反せず、研修の中身はひどいものでした。何が酷いか? めちゃくちゃ偉そうに、営業マンが答えれない質問ばかりして、K藤詰め寄るのです。。。 何がしたいねん、こいつ(標準語:何がしたいの?この方)としか思えませんでした。勿論、研修の中身なんてものは一切入ってきませんでしたしね。。。  

 以前ブログで書いた「相対性」です。めちゃくちゃ長く感じましたね。この研修時間。

 そんな、くだらない研修中にです。あろうことか、社長が入ってきたのです!一部上場企業の社長です!ちょっとテンションあがります!!

 あいさつもそこそこに。
 社長が「つづけて」と、K藤に指示をおくったのでした。

 するとどうでしょう。K藤。もう別人です。。。。思い出すだけで気持ち悪くなりそうなくらい別人。。。。社長の前では、こんな感じなんや(標準語:こんな感じなんだね)。もう、この時点で生理的に無理でした。。

 前置きが長くなり過ぎましたが、やっと本題です!

こいつ、ヒラメやなぁ。 

※ヒラメは、海底で上をみながら生息している魚です。

K藤は「ヒラメ」だったのです。上司しか見ていない「ヒラメ」でした。ヒラメの肌色(茶色)のスーツを着た、「ヒラメ」だったのです!!!

 そして、私は重大な事に気づいたのです。

「ヒラメの部下」か俺らは??


 私はそんな彼(カレイ×ヒラメ〇)に、ヒラメのK藤に感謝しています。ヒラメは色んな事を気づかせてくれた。と。

 ありがとう。K藤。 いや、ヒラメよ。人事部の電話してきたやつ。お前もヒラメだったんだよな。ありがとう。

 私は「ヒラメ」になりたくない。将来の自分は「ヒラメ」ではない。思いは強くなる一方でした。

未来の自分は「ヒラメ」じゃダメなんだよ!!

 この研修を機に、社会では実に多くの「ヒラメ」が泳いでいるのを目にするようになりましたが、

未来の自分は「ヒラメ」ではないのです。

 私は「ヒラメ」が嫌いです。ですから「サラリーマン」は向いていないのかもしれません。
 今、コンサル業をしているのは「ヒラメ」じゃ嫌だからです。上ばかり見ずに、相手と真っすぐ向き合いたいからです。上司の顔色をみる「ヒラメ」のように泳げないのです。

未来の自分は「ヒラメ」ではダメなんです。

 情報過多の時代です。ありとあらゆる「情報」が瞬時に手に入ります。ですが、「経験と言う名の情報」はそう簡単には、手に入りません。
 私はヒラメではありません。お客様に嫌われたこと、上司や部下に嫌われた事は数えきれません。
 ですが、嘘偽りのない経験してきた事を、お客様と真っすぐ向き合い伝えていくことが、未来の自分であるべき姿だと思い、今日もコンサル業を続けているのです。

 ヒラメは嫌いですが、仕事はまじめにやりますので、これからもよろしくお願い致します。
 最後に、母の日が終わり、18回目の命日が先月過ぎました。墓前で誓った「やりたい仕事」をこれからも続けて参ります。

 そして、もう一つ。

 人事部のヒラメよ。あんたのおかげで、最愛の妻と我が子に出会う事が出来たんだよ。

 本当にありがとう!




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