現在のあなたの課題なんですか?

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例えば、反抗期

最近、「反抗期」がない若者が増えていると聞きます。
親子仲良しはいいことです。

しかし、「いい」ことかどうかは、評価の問題です。
つまり、ある視点からすれば「いい」でも、別の視点すれば「悪い」になる可能性があるのです。

親の立場からすると、反抗期がなくてうれしいかもしれません。
反抗期ほど意味不明なものは、ないでしょう。
かつて自分が反抗期にいたことを棚に上げて、子供の反抗に不満をもらす親御さんのお話を聞いているとそう思います。

一方で、子の立場からするとどうでしょう。
大切な親とケンカしたいと思っている子供は、少ないかもしれません。
だからこそ、普段から仲良くまるで「友達」「親友」かのように接するのかもしれません。
とすると、子の立場からも反抗期がないのはいいことなのでしょうか。

「自分のことがわからない」という悩みを抱える方の多くは、優しく親に対して強く反抗した経験が少ない(あるいはない)ように感じます。
これはなかなか深刻かつ根深い悩みだと思います。
人生は、全て「自分」とのかかわりで出来ており、「『自分』を見失っていると感じる状態」では、快楽も幸せも苦しみもつらさも、どこか虚無なものになってしまうからです。

反抗期は、ある一定の年代の子が親に反抗する時期ですが、それは「自分」というものを強く主張する時期でもあります。
一定の年代になったら親に反抗するというのは、人として生きていくうえで必要なことなのかもしれません。

つまり、これは「課題」の一つです。
やらないと終わりません。
別に殴り合いのケンカや罵詈雑言を浴びせ合うようなケンカをしなければいけないと言っているわけではありません。

「私はこう思う」「私はこうしたい」という子とそれに対立する親との関係をどう乗り越えていくか、今一度考えるべきではないかと思うのです。
課題に対する「答え」は、一つではないでしょう。
反抗期が来なかったという答えももしかしたら、一つの「答え」なのかもしれません。

いずれにせよ人生には成長のための「課題」が与えられています。
あなたに残された「課題」はありませんか?
残された課題の締切期限は、自分が死ぬときです。
それまでに残された課題を見つけ、自分なりの「答え」を探していきましょう。
あなたが生きる日々に無駄にできる日は、一日もありません。








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