適切なトレーニング頻度とは

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適切なトレーニング頻度とは
トレーニング経験のない女性を対象にしたレッグプレスを行わせ、その後に膝伸展筋力を測定した報告(Hakkinenら1995)によればトレーニング直後では筋力は平均80%に低下するが、1時間後には90%に、2日後に95%にまで回復した。この結果だけなら中3日、週2回となる
またPollockらのグループによる、腹筋群や脊柱起立筋などの体幹部筋群についてさまざまな頻度で3ヶ月間トレーニングを行った場合の筋力増加を調べた報告によると、週2回が最も効果が大きく(100%)、週3回(約70%)、週1回(約35%)、2週間に1回(約5%)の効果となった
ただしこの報告は被験者がトレーニング未経験者であることや、体幹の筋群に対象が絞られている事を考慮する必要がある。
Schoenfeld BJによる、トレーニング頻度が筋肥大に及ぼす影響を調べたシステマチックレビューとメタアナリシスによれば、トレーニング頻度が多い程筋肥大の効果が高まることが示され、少なくとも週1回よりも週2回の頻度のトレーニングが良く、週3回トレーニングが週2回よりも良いかは不明となった。
Naosakaら 、Ishiら の研究が示すように、エキセントリックトレーニングのようないわゆるネガティブワークを多用するトレーニングは回復に長い日数を要するが、続けていくうちに回復時間が短くなる。
よってトレーニング後の疲労からの回復はトレーニング履歴に依存するようで、あらゆる場合にもちいることができる唯一の最適頻度とは存在しない事になる。
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