12. 自分の「提供価値」を考える

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私は学生時代から、勉強する時はスタバに行く習慣があります。

人目がある方が勉強に身が入る、という理由もあるのですが
とにかくスタバって心地よくないですか?

これは日本以外のスタバもそうで、過去に何ヶ国か海外に滞在・旅行した際も、集中して勉強や仕事をしたいという時は、いつもスタバでした。

長らくお世話になっているスタバですが、どれだけ長居しても嫌がられないし、何よりもこの心地よさは何なんだろうとずっと疑問に思っていました。

そんな時に友人からおススメされた本が「MISSION 元スターバックスCEOが教える働く理由」。

読んでみて、その理由が明確に分かりました。

それは「スタバはコーヒーを売ることを目的にしていない」から。

本によると、スターバックスが会社として掲げるのゴールの一つが
「人々の心に活力と栄養を与えるブランドとして世界で最も知られ、尊敬される企業になること」なんだそうです。

スタバでコーヒーを飲んだお客さんが、お店でリラックスし、活力を得ることによって、新しい価値を創造し、社会に良い影響を与えていく。

それがスタバの存在意義ということを、会社が掲げ、メンバーがその思いを共有している。

会社のミッションとして掲げることは簡単かもしれないけど、そのミッションが独り歩きすることなく、現場レベルでしっかりと体現されているからこそ、スタバってあんなに心地良いんだと腑に落ちました。

これからも、じっくり長居するぞ!という時は、胸を張ってスタバに入り浸ろうと決意を新たにできました。(笑)

さて、自分自身のキャリアを考えるにおいても「私は世の中にどんな価値を提供している/する職業人なのか」を意識し、言語化することは大切です。

「あなたは何のために仕事をするのか」と聞かれると、質問が漠然としすぎて困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんな場合は「私は世の中に〇〇を提供する職業人である」と定義づけしてみることをお勧めします。

先のスターバックスもゴールも「コーヒー」というモノではなく「人々の心に活力と栄養を与える」という提供価値に結び付けられていますよね。

仕事の目的を、モノなどの外的要素と結び付けてしまうと、外的環境の変化があった時などに、自分のキャリアをうまく順応させたり、変化させたりすることができなくなります。

自分が世の中に提供したい価値を届けるための手段(つまり売るモノ・サービス)は、時と場合によって変化することも十分ありますよね。

仕事における提供価値は、自分の内面にある、主体的な意志と結びついています。

そのため、この核をしっかり意識していれば、外的環境が大きく変化することがあっても、自分軸はブレることなくしなやかにキャリア形成することが可能になります。

というわけで、仕事における自分の提供価値の言語化、まだやってみたことがない方にはおススメのワークです。
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