運も実力のうち②~ソムリエが語るウイスキーの話~

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コラム
前回はウイスキーの5大国というお話をしました。

この5つの国とヨーロッパ諸国はとても密接に関係しています。

まずお話しするのはアイルランド。アイリッシュウイスキーももちろんですが、ギネス、キルケニーなどビールが有名な国です。ラグビーが盛んで、試合のある日は夕方からのみはじめ、試合終了後夜中までビールを飲み続けるなんてこともあるみたいです。ビールとウイスキーが文化であることが分かります。

さて、このアイルランドですがウイスキー蒸留の技術はここから始まったといわれています。修道僧が中東の香水造りを応用したことが始まりみたいです。年月を経てアイリッシュウイスキーの評価は高まり、一時6割の世界シェアを誇っていました。ここからの衰退というのが今日のお話です。

まずは2度の世界大戦、これはウイスキーだけでなく世界中のお酒が衰退しました。そして、主な輸出国であったアメリカの禁酒法。これはかなり痛いですが、これもまた他のお酒も影響を受けます。何より影響があった出来事はイギリスからの独立戦争です。これの報復措置によりイギリスおよびその植民地への輸出が皆無に。さらに、とある出来事がきっかけでスコッチウイスキーが大飛躍。もう出る幕ありません。

ほぼ壊滅的な状態ではありましたが、現在は復活を遂げています。アイリッシュウイスキーは飲みやすいものが多く初心者にはとてもお勧めです(個人的な意見です)。

次回は上記のとある出来事からお話ししますね。
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