オラオラオラオラ!ジョジョに学ぶ逆転術

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ジョジョ好きな方々には最初に謝っておきます。
私はジョジョ好きと言えるほどじゃあない、詳しくもないので、がっかりさせてしまうだけでなく、怒らせてしまうかもしれない・・・。やれやれだぜ!

ジョジョを知らない、名前は知ってるけど、漫画もアニメも読んだことないし、見たこともないという方、これをきっかけに、ジョジョ、読んでみようかな?と思ったり、手軽にアニメから見てみようかなと思った人がいたら、私は嬉しい。
ジョジョ一部は、スタンド能力とか派手なバトルはありません。挫折してしまう人もいるかもしれませんが、全体を支配する非常に大事なパートですから、しっかり押さえておきましょう。
ちなみに私は第五部「黄金の風」、イタリアマフィアのやつが好きです!

ジョジョは、ブリーチやワンピースなどと同じ系列です。ブリーチやワンピースが始まる前から、ジョジョは連載してましたから、こちらが本家本元になるのではないでしょうか。
「能力」、それも特殊な能力。それが「発現」するのです。ブリーチでは斬魄刀、ワンピースでは悪魔の実みたいな特殊能力、スタンドは、その人の精神力とか素質が関係するので、ブリーチの斬魄刀と似ていますかね。
そして、仲間とそれぞれの能力の相乗効果で、ありえないほど強くなりえるのです。

たいてい悪魔的な能力、カリスマ性を持った存在が最終的な敵となります。
たった一人のカリスマとして、絶対的な権力や影響力を望み、神のポジションを手に入れるという最終目標のために、上り詰めていく。次第に有利な状況を作り出していくのですが、最後の最後、リーチをかけたところで、主人公キャラのチームがそれを阻止、大逆転という展開。

たいてい、チームの主要キャラというのは、徹底的にマークされ、研究されている。その特殊能力を無効化する対策が戦う以前に立てられている。
勝利に導くのは、奇跡のような偶然、隠し玉や突然の能力開花など予想外、想定外のこと、計画しえない領域の何か。
その中で、私たちが比較的簡単に応用できそうな逆転術とは、ヘタレのような意外な存在をうまく使うことではないでしょうか。

サッカーで例えるなら、ポイントゲッターがガチガチにマークされている状況で、一人ノーマークの奴が、敵の裏をかいてゴールを決めるという少年ジャンプの読者が好きそうな展開ですね。
「な、なにぃ~!!死角にいやがったのか!あいつ!!」と、肝冷やされる。焦る、パニックになる、そこに敵のスキができる。ヘタレの一つのファインプレー、ゴールを決める、アシスト、よいパスが通る、身を挺したプレーなどなど・・・、それが試合を支配する空気をガラッと変えるきっかけになる。

敵キャラ側と、主人公キャラ側、決定的な違いというのが、チームワークなのですね。
カリスマというのは、自分と同等、それ以上の能力のある人間を好みません。自分より格下の人間を自分のために働く道具として使うのです。
支配したいので、自分の影響力が及ぶ相手じゃないとダメなのです。
カリスマ的人物に使われる側も、野心が人一倍あるので、隙あらば自分がカリスマにとって代わろうとしています。お互い利欲づくで利用しあっているのですね。

一方主人公キャラ側というのは、一人では太刀打ちできないとすでに悟っているため、チームワークを重要視するしかありません。
自分と同等の能力、またはそれ以上の人と組む必要があるのですが、主人公キャラ側は足を引っ張るようなヘタレも、性格の悪い嫌われ者も、受け入れてしまう懐の深さがあるんですね。

そのなんでも受け入れて、取り込むことのできる力、お人好しで損してばかり・・・人を惹きつける魅力が、カリスマと対抗する重要な要素となる。そこが、漫画やアニメ、小説の面白さや見どころの一つとなります。

様々な利害関係のあるメンバー、能力や性格も違う個性の強いキャラをうまくまとめて、チームとしてうまく機能させるマネジメント能力が求められます。
特にヘタレ人間を仲間に入れた場合は苦労する。ヘタレはたいてい最初は人間不信なので、一度は主人公キャラを裏切ってしまう。
自分で自分の能力を信用していない人間が、誰かから信用されたり頼られたりすれば、そりゃびっくりしておっかなくて、困惑して、逃げ出したくなります。
だけど、それでも受け入れ、信頼してくれる主人公キャラの心の大きさに、ヘタレも心を入れ替える・・・そういう展開などよくあります。

敵キャラが戦力外・対象外と認識している存在を、どう使えるようにするのかが第一の山場となります。
ヘタレ、つまり能力の低い(と思われている)人を使えるように鍛えること、そしてまさか共闘するなど考えられない人物、普段何の関係もつながりもないように見えた人物を仲間に引き入れること。よくある「反発しながらもいいコンビ」ってやつです。

何かの勝負に勝つためには、その下準備や外堀を埋めるという事前の作業を入念に行う必要があります。
つまり、仲間集め、城を築き、網を張り、罠を仕掛ける。
武田信玄のアレ・・・「人は石垣、人は城」です。。
どうせただのヘタレだと認識され、マークする必要なしと敵に見なされる人間、共闘などしないと思われている人間、利害関係のないと思われている意外な人間こそ、敵に「まさか?」と思わせる、そんなスキを作ることができるのです。

職場や学校、また私生活で、どしうても成功させたいことがある時、敵わないと思える相手にどうしても勝ちたい時、苦手意識のある相手や、普段付き合っているグループとは別の人、意外な人物に目を向けてみてください☆
それが突破口になるかもしれません。

普段付き合わないようなタイプの人間は、あなたが普段見過ごしているものを確実に見ています。
あなたの視点からでは絶対に見えてないものが、彼等には見えている可能性が高い。
そこが逆転のチャンスになる。

この春から、新しい環境で勝負しなきゃいけない人もいらっしゃるでしょう。
今までの失敗パターンを逆転させたいなら、これまで付き合ったことのないタイプ、苦手意識のあるタイプの人に注目してみてください。
「こいつ、ダメだ、使えねぇ!」「やっぱ気に入らねぇ!」と五秒で切って捨てるのはもったいないです。

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