リリスなのかリリトなのか。イヴなのかエヴァなのか。・・・そしてまさかのイザナミ最強説

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悪魔つながりで、魔女の話をします。
「鬼灯の冷徹」という漫画、ご存じですか?
アニメにもなりましたよね。
五巻くらいまでは、ものすっごい破壊力あってよかったです!まだ続いていると思います。まぁ、騙されたと思って、最初はとりあえず三巻くらいまで買ってきて読んでみてください。

歴史こぼれ話的な話もたくさんあるし、地獄がこんなに愉快なところなら行ってみたい!という気になります。お勧めです。
私、最初の五巻くらいまで、何度も読み返して楽しんでましたよ!
実家に置いてあるので、去年、実家にいた時は、何度も読み返してしまいました。
アニメの方も音楽がついてよいのですが、やっぱり漫画の方が色々細かいところがおもしろいので・・・じっくり紙の漫画で読んでほしいです。

この「鬼灯の冷徹」にも、リリスが登場します。
魔女です。
リリス?リリトじゃなくて?と思ったアナタ。
西洋の人文学系にお詳しい方なのでは・・・?
翻訳で人文系の本を読む人ならリリトの方がしっくりきますよね。
Lilith、リリスは英語読み、リリトはドイツ語読みです。
スペル最後のthの読み方の違いです。
例えば、英語でTheory、セオリーは、ドイツ語だとTheorie、テオリーです。
どっちも間違いじゃないので、お好きな呼び方をなさるといいでしょう。
イヴもエヴァもEve、読み方の違いなので、日本人的にはどっちでもいい。

もともと、リリトまたはリリスは、アダムと一緒に神に作られました。
最初に神は男と女を作った、とかなんとか書いてあるそうです。
それが、アダムとリリト/リリスだったと。
では、アダムと対になる存在のイヴ/エヴァはいつ作られたのか。
リリト/リリスがアダムを見限って逃げた後です。
イヴ/エヴァは「アダムの肋骨から作られた」という記述があるそうです。
注)キリスト教関係、そんなに詳しくないので、もしキリスト教徒の方がいらしたら、どうぞスルーしてね。
つまり、神によってアダムと一緒に作られた女性と、アダムの肋骨から作られた女性、二人いた、という話です。

セックスの体位で、騎乗位というのがありますが、女性が上に乗っかるスタイルです。
セックスの際にリリト/リリスが、騎乗位を希望したのです。
それで、アダムとは合わないということになり、リリト/リリスはアダムのところから去っていくんです。
一人残されたアダムのためにイヴ/エヴァが作られた。
騎乗位のことを「リリト/リリスのポーズ」ともいうらしいです。

日本にも、日本書紀だったか古事記だったか、イザナキとイザナミのやり取りで似たようなものがあります。
イザナミの方からセックスに誘ったら、子が流れてしまった。何度か同じ失敗をした後に「女の方から誘ったのが間違いだったのでは?」と最初からやり直し、イザナキの方から誘うようにしたら、うまくいった、そんな感じのお話でした。
イザナミは、あっさりと主導権をイザナキに渡しており、リリト/リリスと違って夫婦別れまではしなかったのですね。

セックスに積極的な女性、それが魔女、なんですね。
キリスト教圏では、妻は夫に従うべきという社会通念が長いこと続きました。妻は夫の所有物である、という感覚です。
聖書に「イヴ/エヴァはアダムの肋骨から作られた」と書いてあるんだから、もともと女という存在は俺らのもんだと考えても不思議ではないのかもしれません。
(男女の肋骨の数は同じ、12組、24本だそうです)

男女同権が進んでいると思われているドイツでも、1970年代くらいまでは、奥さんが働きに出るには夫の許可が必要だったそうです。夫が「妻が働くことに同意しています」とサインしないと、雇ってもらえなかったんですね。

魔女の存在は、性欲、オナニーと結びつけられて分析されています。
魔女は箒にまたがって「空を飛ぶ」。
空を飛ぶという意味を文字通りではなく、エクスタシーと解釈するので、箒の柄を使ってオナニーしちゃう淫乱女ということになります。ちなみに、箒の柄の部分には、黒なすペースト、催淫剤が塗られているそうです。
キ、キキ・・・?と思ったあなた(笑)
安心してください。キキ、パンツ履いてます。

女性にはリリト/リリス系統と、イヴ/エヴァ系統がおります。
リリト/リリス系統である場合、気分次第でやりたいようにやるのがよろしい。そもそもで、エデンの園を追放されたのは、アダムとイヴ/エヴァであって、リリト/リリスは追放されてないですからね。自分から出ていったのです。その点、リリト/リリスは自由です。

その分、人間関係に苦労するでしょう。空気を読まないだけでなく、わがままだ、生意気だ、無意識に人の気を逆なでしたり、相手のコンプレックスを刺激したりで、火種を作ってしまうこともあるでしょう。さらに気分屋なので信用できないと思われる。リリス/リリトの敵はいつも外部にいます。

イヴ/エヴァ系統の場合は、自分の意志で動いたり決断できるリリト/リリスとは本質的に違うので、やりたいようにやってしまうと、あとから罪悪感を抱いてしまったり、自己嫌悪に陥る。
自分のせいで!自分が悪かったから!と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。逆に無理やり自分の本心を捻じ曲げて、行いを正当化しようとしたり理屈をつけようとする。
やりたいようにやってしまうと、あとで整合性が取れなくなって心を骨折してしまうのですね。状況や周りの人のせいにして恨むことになってしまうのです。
周りの人、目上の人からはかわいがられるんですが、内的世界での悩みが深くなってしまいます。
イヴ/エヴァの敵は内部にいるのですね。

時代が変わると、価値観も変わります。
女性を取り巻く状況は、ここ数十年で大きく変わったかのように見えます。
貞節を大事にする方がよい、女は子を産んでこそ!などと言われた時代もありました。自由奔放の方が魅力的だとされたり、フリーセックスこそ女性の解放だとかなんとかいうグループもありましたね。時代の変化で主流の価値観、基準は変わります。

だけど、人の本質ってそんなに昔から変わるものではないので、時代に関係なく、自分の納得できるやり方や生き方を選択するべきです。昔は選べなかったけど、現代では選べるのです。ちょっとの抵抗をはねのける勇気があればいいのです。

周りに流されて、時代に流されて、自分の性質に合わない環境で、合わない生き方をしていると、苦しくなってしまう。
リリト/リリス系統の人が、規則や風習・因習でがんじがらめの環境に押し込められると、息が続かなくなってしまうし。
イヴ/エヴァ系統の人が、「なんでもあり」「自己責任」な世界に放り込まれたら価値観定まらなくて、迷走の果てに思考停止に陥る。

息苦しくなったら、まず立ち止まってみましょうね。
そして、リリト/リリスさんたちは、息ができる場所を探しに行きましょう☆
イヴ/エヴァさんたちは、アダムを探すといいですよ♡
それにしても、自分の欲しいものを明確にできて、そのために柔軟に対応できるイザナミがすごい!
見習いたいものです。

なんとなく体感ですが、日本では、イヴ/エヴァ系統の人が40%から50%くらいじゃないかな。
リリト/リリス系統は、30~40%くらい。
そして残りの少数派がイザナミじゃないでしょうか。。。

ドイツの女性は・・・私の個人的推測なんですけど・・・70~80%近くがイヴ/エヴァ系統のような気がします。時代に流されて無茶してリリト感出してますが、本質はエヴァです。
多分、そのうち半数は中身ほとんどぶっ壊れていると思います・・・。

どっちがいいとか悪いとかの話じゃなくて、自分の性質の通りに素直に生きた方がいいよねって話です。
男性のみなさまは、お付き合いする女性にご用心ください。
その他、男性が気を付けるべき女性についてご興味ある方は、↓こちらのブログもドゾ!

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