初☆ユーチューブ動画投稿裏話④

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父が亡くなった後に、父の蔵書整理してたんです。
彼は古本収集が趣味だったんですね。
過去にちらっとそのことについて書いたブログがあるので、ついでにご覧ください。



どうやら、古いものが捨てられない体質だったようです。
以前に、冷蔵庫の調子が悪くなった時の話。うーんうーんと唸るけど、冷蔵庫の中が冷えない。
母も、冷蔵庫に入れても腐るので、夏前には買い換えたいという希望があった。
母親が「いい加減、買い換えたい」と申し出たところ、父は「冷蔵庫だって一生懸命、頑張っているじゃないか!!」と買い替えに断固反対・・・。

意味が分かりません。こんな買い替え反対の理由があるだろか・・・こんなバカな言いぐさなのに、母は半ば冷蔵庫の買い替えをあきらめようとしていたのです。

夫婦って、よく分からないですよね。まぁ、うちの親、両方ともちょっとおかしな人たちなので・・・(笑)

理不尽なことなのに、夫が主張すればそれを受け入れなければならないなんて、そんな馬鹿な話がありますか。
だけど、昭和の夫婦というのは、こういう生態だったようです・・・。

さすがに夫婦関係だけの話では済まないことなので、「いや、電気代のことを考えたら冷蔵庫は頑張っちゃいけないと思う」と正当な反論を一言はさみました。「洗濯機や掃除機は、使うときだけ電気代がかかるが、冷蔵庫は24時間、365日だ」と畳みかけましたら、父はしおしおと、驚くほどあっさりと主張を取り下げました。電気代がかさむという現実的な側面での突っ込みに納得せざるを得なかったようです。

まぁ、そういう、どこかだらしない性格の父なので、死後に蔵書を整理していますと、同じ本が二冊も三冊も出てくるんですね。
自分の家にあるのを忘れて、また買ってしまったのだろうと思っていましたら、母が言うには「あー、この作家のこの作品が好きで、古本屋さんに出てるとどうしても買わずにいられないって言ってた」そうです。

「もらってください」の猫を見つけたら、もらわずにいられないという人もいますけど、古本にもそういう世界があるのでしょうか・・・。

古本屋さんに出ていたら、すでに持っている人がもう一冊買うよりも、他の、まだその本を読んだことのない人に譲ってあげる、そのためにあえて買わずにおく、ということの方が親切だと思うんですけどね。

おそらく、独占欲が強いという性質もあったのではないでしょうか。
まぁ、そんなわけで。実家の古本の山を整理、いろいろ分類しているうちに洋書コーナーができてしまい、それで洋書だけを並べてみていたら・・・あれ?もしかして?というヒラメキの瞬間があったのです。
自分的には感動の一瞬でした。

家族に私の仮説を披露してみたのですが、もともと家族は「洋書の背表紙のタイトルが下から上とか、上から下とか、気にしたことがなかった」人たちなので、私の感動は共有されることがなかったのでした。

最初はブログのネタとして書こうと思っていたんです。
だけど、画像じゃないとうまく伝わらない。
表紙の向きがこっちとか、あっちとか、そういうことも、言葉で表現するより、映像で見せた方が断然理解してもらいやすい。
動画を撮ると決めた時点で、ドイツ語字幕はつけようと思っていたので、本の開く方向については、しっかりポイントとして押さえておかなければならないと分かってましたからねぇ。

洋書は、右方向横書き以外ありえませんから、日本語のように、縦書きなら表紙はこっち、横書きなら表紙があっち・・・と変わるなんて理解しにくいだろうと思ったのです。
そうなれば余計に、写真何枚も貼り付けるより、動画の方が分ってもらいやすい。
だから、下手なのを承知で、動画撮影にチャレンジすることになったのでした。

続く☆
次回は、本の背表紙の話が宇宙につながります(笑)

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