そうこうしている間に、翻訳のご相談を受けました。
うひょひょー、Y様に高評価をいただいたら依頼が殺到!というジンクスは本当だったか!と思ってしまったが・・・
なんと、自分の能力不足のせいで断らなければならなかったです。
ぐすぐす・・・
悔しかったです。
鼻水たらして泣きました→まぁウソですが。
せっかくの依頼者様に「力不足でお引き受けできません」と断らなければならなかった悔しさ、きっとココナラで出店されている方だったら、理解してくださると思います。
今まで私は翻訳のお仕事で「これは、無理かも」と思ったもの、何度かありました。
両方とも法律関係の書類です。
一つは、裁判記録。専門用語や、専門表現が多いので、慣れるまでとても大変です。
ドイツの法律関係の書類も、独特の文言があり、さらに文の切れ目がなく・・・まるっと一ページが一文であるという箇所も少なくありません。
関係代名詞の多用、並列の多用、契約書などもそうですが、法律関係とか利害関係が発生する文書は、相当巧妙に作成されますので・・・
訳すのがめんどくさい。
日本語訳に取り組んだ二週間、私の頭は別次元の領域で作業する必要があり・・・その後灰になった。
日本の法律関係も、お役所の書類なども独特な表現が多いので、外国の人からしたら、意味が分からないってこと多いと思います。
もう一つは、とある日本の会社の中国での合弁会社からの報告書でした。
それはドイツ語ではなく、英語でした。
どう考えても、なんかおかしい、文が成り立ってない・・・数日、その意味不明な英語を文にしようと格闘したが、これは英語じゃない・・・英語なんだけど、文法が違う・・・?と不審に思い、依頼者の方に確認しましたら・・・
なんと、中国語で書かれた文書を自動翻訳機にかけただけの英語文だったということが判明。
えー、それでいいなら、中国語のオリジナル文書を日本語訳させればええやん!って話になって、途中キャンセルとなった。
いやぁ、色々なケースがあるものです。
そして今回、私のとこに相談されたもの・・・。
写真をご覧くださいませ。
依頼内容が手書き文書、しかも1870年代の!
写真のは、依頼者さまからいただいたものではありませんよ、もちろん。
私の手持ちの本です。
この私の手持ちの本の手紙のコピー、1930年代のものですら、解読不能だというのに!
どうあがいても、じたばたしても、無理。ダメなものはダメ。
お断りする以外の方法がありませんでした。
その後、依頼者様は、プロの翻訳家に問い合わせをしたそうです。
プロでも解読できる人いるのかな?と疑問だったのですが、いらしたようです!
すごいですね、やっぱりプロの人ってすごいね!
日本でいったら、明治時代の文書、しかも手書きの続け文字みたいな、毛筆で書かれたものの解読、という感覚でしょうかね。。。
写真では見にくいかもしれませんが、ミミズののたくったようなのがうにゃうにゃしてるようにしか見えないんです!
うん、ごめん、本当にごめんなさい。
プロの翻訳に頼むほどのものじゃない、簡単な翻訳でよければという主旨で出店してたのに、解読できず、依頼者様に相当な出費を強いる結果になってしまって・・・。
本当に申し訳なかったです。
顔を洗って出直してきます・・・。
この落ち込みをバネに変える話は次回!
お楽しみにね。