ワイ「カスハラというワードをよく耳にします。」
助手「アナタのような人が行うハラスメントの事かな?」
ワイ「それはどう言う意味ですか?」
助手「カスがしてくるハラスメント。」
ワイ「それは私へのハラスメントです。」
助手「事実を言っただけなのにハラスメントになってしまう不条理。」
ワイ「確かに最近のハラスメントにはそう言う傾向がありますね。」
助手「やられた&言われた側の主観で決まるしね。」
ワイ「何を言えばハラスメントになるか相手次第と言うのはリスキーですよね。」
助手「けれどイジメとかだったら説明するまでもなく分かるよね。」
ワイ「そうとも限りませんよ。虐めている側にイジメの認識が無い場合が多いので。」
助手「そうなの?」
ワイ「はい。相手の嫌がる姿を見て楽しんだり、泣く姿を見て笑ってるだけですから。」
助手「当事者の認識が無いのは恐ろしい。」
ワイ「当人はそれをイジメとは認識できていません。ただの青春の1ページでしかない。」
助手「酷い話だね。」
ワイ「仕方ありません。他人の痛みを自分のことに置き換える思考が欠落しているだけですよ。」
助手「でもいずれ気付くんじゃないの?」
ワイ「あまり期待しない方がいいですね。こう言う輩は大人になっても変わりませんよ。気付ける人は全体の1〜2割がいいとこじゃないですか?」
助手「だから会社でもイジメがあるんだね。」
ワイ「自分で意識してなくてハラスメントに加担していることもありますから。」
助手「例えば?」
ワイ「同僚が少し変わった人だとしましょう。その人について同僚数人で『あの人って変だよね〜』と言い合っていた場合。」
助手「それくらい良くある話じゃない。」
ワイ「それを本人が知ってしまい、心が傷付けば充分ハラスメントですよね。」
助手「確かに。」
ワイ「例え仲間内の話題だとしても、言われた側の耳に入ってしまいツライ思いをさせてしまうとアウトです。」
助手「相手の立場になって考えろってことよね?」
ワイ「よく聞く言葉ですが到底無理な話です。」
助手「けれどその考え方は大切でしょ?」
ワイ「実際にイジメを受ける立場にならないと分かんないんじゃ無いですか?それでも分からないヤツがいるかもしれません。」
助手「体験しなければ実感できないってこと?」
ワイ「そうです。それだけで気づける場合はラッキーですね。」
助手「そうじゃ無い場合もあるの?」
ワイ「イジメという行為を行うことで快感を得るタイプも存在するので。」
助手「その場合はどうしようもないよね。」
ワイ「気性なんてそうそう変わらないもんです。」
助手「確かにアナタの変態性も変わらないもんね。」
ワイ「少し人と違うだけです。さて、そろそろ婦女子に声掛けしようかと思います。」
助手「やめてあげて。アナタがやると犯罪そのものだから。」
ワイ「そんな事ないですよ。細心の注意を持って声掛けますから。」
助手「ハラハラしながら声掛けするっての?」
ワイ「はい。ハラハラがドキドキにいい感じにリンクするはずです。」
助手「婦女子をハラハラさせないで。」