ワイ「蛙が話題ですね。」
助手「サラダうどんに入ってたアレね。」
ワイ「まさに自然素材でできています。」
助手「しかも生きていたんでしょ?」
ワイ「”蛙も食べたくなるうどん”とコピーを入れれば話題になりますよ。」
助手「炎上必須だよ。」
ワイ「蛙がいるほど自然溢れた環境で育てられた野菜という証明に他なりません。」
助手「そんなこと言ったってやっぱり嫌だよ。」
ワイ「しかし、大いなる自然たる地球に住んでいる以上、何が入っていても仕方ありません。」
助手「品質管理すれば大丈夫でしょう。」
ワイ「品質管理をするにしても設備投資・運用コストがかかりますよ。」
助手「もちろん。けれど安心には代えられないよね。」
ワイ「ではそのコストを誰が負担するんですか?」
助手「企業か消費者よね。それくらいは分かるわよ。」
ワイ「では商品が値上がりしたとして、あなたはそれでもお店に行きますか?」
助手「それは分かんないよ。どれだけ上がるかにもよるかもね。」
ワイ「そうでしょう。しかし企業は売上が入らないと存続できません。」
助手「だけど消費者のためには必要な投資じゃない?」
ワイ「お安く買いたいんですよね?」
助手「当然よね。」
ワイ「では蛙が入っていても我慢してください。」
助手「嫌だって言ってるでしょ。」
ワイ「『安く買いたい』『でも安心できなきゃ嫌だ』は単なるワガママですよ。」
助手「多くの国民を敵に回したよ。」
ワイ「さっきも言いましたが安心を得るためにはコストがかかります。なので本当に安心を得たいなら相応の価格を支払うべきでしょう。」
助手「正論だけど暴論ね。」
ワイ「自然に育まれたものを食す以上、一定のリスクは享受しないと。」
助手「フリスクならいいよ。」
ワイ「人間は常にリスクを判断しなければなりません。」
助手「例えば?」
ワイ「例えば不倫のチャンスがあったとしましょう。その時のリスク判断は”不倫するかしないか”の2択です。」
助手「例えが最悪ね。」
ワイ「この時判断すべき思考は『不倫したとして、その事実を隠蔽し続けることが可能か?』『最悪のシチュエーションを迎えた時、適切な言い訳を行うことができて、それを貫き通せるか?』を自問自答します。」
助手「アナタの思考を自問自答すべきね。」
ワイ「自分の性格・思考・行動を総合的に検討し、成功確率が70%を超えると判断できたならば遂行すれば良いのです。」
助手「なぜかマトモな話に聞こえなくもない。」
ワイ「自己分析とはこういうシーンで活きますからね。」
助手「生きては帰れなさそうね。万一バレたらどうなるかしら?」
ワイ「帰る場所が無くなるでしょうね。」
助手「今日は”カエル”が話題だったのにね。」