ワイ「心が浮ついています。」
助手「普段と変わらないね。」
ワイ「この心の浮つきを鎮めるには何が必要だろうか?」
助手「息の根止めちゃえば?」
ワイ「社会人デビューしてから20数年経ちましたが、浮いていると感じることが多いのです。」
助手「人生は沈んでいっているのに?」
ワイ「サラリーマンやりだして気づいたんですよ。」
助手「常識が無いことに?」
ワイ「ある意味そうかもしれません。常識に捉われないところが私のチャームポイントですから。」
助手「それを非常識と言うんじゃない?」
ワイ「人とは違う視点で物事を思考してしまうんです。」
助手「天邪鬼ってやつね。」
ワイ「現状打破するには新しい発想が必要ですよ。」
助手「アナタの話を聞いていると眠眠打破が必要なのよ。」
ワイ「就活生とやり取りしていると、たまに起業思考が強い人がいます。」
助手「そうなの?」
ワイ「ただ、就活シーンではあまりプラスには働きません。」
助手「成長意欲も高いんじゃないの?」
ワイ「企業の多くは”組織に馴染まない人”を危険分子扱いしますからね。」
助手「危険かどうかは分かんないじゃない。」
ワイ「新しいことをしようとしたり、今までの風習を変えようとすると抵抗勢力が生まれますから。」
助手「村八分ってやつね。」
ワイ「今まで通り波風立てずに、普通に仕事をしてくれる人を企業は求めています。」
助手「だから日本はダメなんじゃない?」
ワイ「仕方ないですよ。単一民族で過ごしてきたんですから。鎖国の影響もあるかもしれませんね。」
助手「じゃぁ独立心旺盛な学生はどうすればいいのよ?」
ワイ「起業すればいいんです。昔ながらの風習にまみれた組織に入って自分の色を無くすより断然いいと思いますよ。」
助手「それってリスク高いでしょ。」
ワイ「自分がしたいことをするのなら相応のリスクは受け入れるべきでしょうね。やりたいことやってリスクも取らないのは単なるワガママです。」
助手「アナタは敵を作るのが上手よね。」
ワイ「至極当然のことを言ったまでです。そんな私は若者のマインドを応援しています。」
助手「どこがよ。」
ワイ「今の日本に必要なのは新しい発想と、それを形にする力です。くたびれたジジイ達に任すのではなく若い力で変えていく方が合理的です。」
助手「それは確かにそうね。」
ワイ「リスクを恐れず立ち向かっていく若者を応援したい。」
助手「アナタはどうするのよ?」
ワイ「サラリーマンが最もラクでリスクも低いですから、コレからも寄生していく所存です。」
助手「ダメ人間の典型ね。」
ワイ「賢い選択と言ってください。」
助手「好き勝手言いすぎると、そのうち規制されるよ。」
ワイ「そんな時は実家に帰らせていただきます。」
助手「それは帰省ね。」