精神科病院で働く相談員のottohと申します。
某知恵袋の「メンタルヘルス」カテゴリで、数百件を超えるご質問に回答させて頂いております。
その中でも、ベストアンサーに選んで頂いた質問と回答をご紹介いたします。
回答を見て頂くことで、メンタルヘルスに関して「こういう考え方もあるんだな」「こう捉えるといいかも」と感じ、少しでも生き辛さが軽減することにつながると良いなと思います。
今回は「他者への批判」についてです。
【質問】
何かにつけて人を批判する人って日頃からストレスたまっているんですか?
【回答】
劣等感の現れと思います。
私自身、何かにつけて人を批判していました。
いつも尽くしてくれる妻に対しても。
それが原因で、いよいよ家庭を失うところまで行き、ようやく自分の非を認めた次第です。
その時の事を思い返すと、私は劣等感の塊でした。
しかも悪い事に、自分が収入なり能力なりが劣っていてもその事を認められず、より良くなろうとする努力すらしない。
するのは、他人のあら探しでちょっとでも自分に優越感が得られるようにすること。
ストレスが溜まっていたとしても、前向きに努力している人は他人を批判なんてしません。
そんな無駄な時間なんてありませんから。
それで批判するのは、ストレスを理由にしているに過ぎません。
劣等感を持っている人、批判ばかりする人は、自分と他人を上か下かでしか判断していません。
そして、劣っている自分を認めて受け入れる事ができない。
だから批判という手段を用いて自らの正当性を訴えている。
自己反省も踏まえ、私はそう思います。