がん治療と皮膚のトラブル 予防と治療どちらにも大事なのは”〇〇〇〇〇” 

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コラム
こんにちは
うさぎです。

抗がん剤治療をすると、皮膚に変化がおこることがよくあります。

たとえば、
ニキビのような吹き出物がでてきたり
皮膚が乾燥してひび割れたり、かゆみ
爪の周りが赤くはれたり 茶色くなったり
発疹 
皮膚に白斑 など

なぜこうなるの?
詳しいメカニズムは不明ですが、次のようなことが考えられます。

*皮膚や爪が生まれるところは細胞分裂が活発。抗がん剤は活発な細胞分裂をおさえることでがん治療の効果を発揮するので、健康な皮膚や爪にも影響がでてしまう。

*汗などに薬の代謝産物がでてきて、皮膚に作用する

*手のひらや足の裏に一時的に圧迫が加わると 毛細血管が切れて薬が微量にもれ出ることで皮膚に影響を与える

*分子標的薬の場合は
分子標的薬のターゲットは皮膚組織の中にもあるので、薬の攻撃をうける→健康な皮膚の新陳代謝がさまたげられる→皮膚が乾燥する→皮膚のバリや機能が落ちて」ダメージを受けやすくなる

*免疫チェックポイント阻害剤
自分自身の免疫の力を利用してがん細胞を排除する薬だが、自己免疫機能が過剰に働くと、メラニン色素をつくる細胞も攻撃されて白斑がでたり、発疹が出たりすることがあります。



これらの皮膚トラブルは主治医に相談すると治療薬を考えてもらえますが

実は、

いちばん大事なのは”スキンケア” 


皮膚トラブルがおこる前からていねいなスキンケアをすることで
皮膚トラブルを最小限にすることが期待できるのです。

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💛スキンケアの3ポイント


1.清潔
2.保湿
3.保護


1.清潔


ポイント

皮膚の一番外側の”表皮”の厚さは平均0.1~0.3mm

なので、
とても薄い
この表皮を傷めないように大切に扱うことがポイントです。

ゴシゴシこすらない!

良く泡立てたボディソープやせっけんで洗いましょう。

・泡には汚れを吸着する働きがあります。
・きめ細かい泡の方が毛穴やしわの間にも入り込みきれいに洗えます
・泡で優しく包み込むように洗うことで、0.1mmの表皮をゴシゴシこすらずに優しく洗えます
・泡立てた方がすすぎ残しが少なくなります。

石鹸やボディソープを泡立てることはお金もかからないし効果が薄いように感じがちですが、そんなことはありません。
いままでの常識から離れて

石鹸・ボディソープは泡立てて使う \(^o^)/



泡立て方は、
泡立てネットを買う
石鹸を洗面器で溶かして手で泡立てる
泡立ててあるボディソープを使う
 *できるだけ細かく泡立てましょう!


ぬるま湯を使いましょう
熱すぎるお湯はお肌に刺激を与えます。

十分にすすぎましょう。
石鹸がのこっていると刺激になります。
強すぎるシャワーも刺激になるので注意。

やさしくおさえながらふきましょう。
タオルでごしごしふくと、0.1ミリの表皮はこわれてしまいます。
ゴシゴシふかない!
”おさえ拭き”が大切!

皮膚がしっとりしているうちに保湿をしましょう!


2.保湿


・保湿剤はからだがしっとりしているうちにぬりましょう

ゴシゴシぬらない。やさしく

・季節を問わず、いつも保湿しましょう。

・保湿剤の量
 保湿剤を塗り終わった後、ティッシュがはり付くくらいがめやすです。

3.保護


・身体をしめつけない衣類を選ぶ

・素材は綿などお肌にやさしい素材にする

・靴も足をしめつけない、やわらかなものを選ぶ。

紫外線から守る
 日焼け止めを使う
 帽子や日傘を使う
・水仕事は手袋を使う ゴム手袋のインナーに面の手袋を使うのもおススメ



爪のトラブルには
爪が薄くなる
割れやすくなる
変形・変色など けっこう出てくることがあります。

爪も皮膚の一部です。

皮膚と同じに 清潔・保湿・保護しましょう!


がん治療で皮膚のトラブルがおこったときには、
主治医の先生や看護師さんに相談することが大事

そして、

皮膚トラブルが起きる前からスキンケア

\(^o^)/

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石鹸・ボデイソープの選び方


ふだん使っているもので問題なければそれでOK
ちなみに私は花王のビオレU弱酸性の泡ボディソープを使ってます。
(600円くらいでした)!(^^)!

保湿剤も普段使っているもので問題なければOK
保湿剤は種類がたくさんあるので、もし皮膚トラブルがおこりそうなときは看護師さんや先生に相談してアドバイスをうけましょう。



スキンケア

皮膚トラブルに必須の対策💛










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