自己アピールと自慢話の違いを説明できますか?

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コラム

1.応募書類の添削や作成支援

これまでココナラだけでも、55名の方の応募書類の添削や作成支援をしてきました。

「丸投げ」と書いていますが、実際は多くの方が、既に履歴書や職務経歴書を作成したので添削して欲しいという方です。

そのとき、私が必ず質問させて頂くことは「これからどのような業界や職種を希望していますか」ということ。

なぜなら、応募先によって、志望動機や自己アピールが変わるからです。


2.なぜ、その会社なの?

履歴書や職務経歴書、新卒採用の場合はエントリーシートになりますが、このような応募書類作成において重要なことは「なぜ、その企業なのか」を明確にすることです。

知名度、給与、福利厚生など仕事内容以外のことを重視すると、必ずミスマッチが起こります。

なぜなら、働くとは自分の労働力を会社へ提供して、それに見合う報酬を得る行為だからです。

あなたが提供する労働力はなにか、それを応募する会社は必用としているのか。

このマッチングが大切です。

そして、企業理念や経営方針を確認して、あなたの価値観と一致するかどうかもポイントです。

企業理念や経営方針を基に事業が進められるわけですから、企業理念や経営方針がその会社の社風や雰囲気、企業文化を生み出します。


3.会社のニーズや要望にピントを合わせよう

企業理念や経営方針を確認したら、次は会社が求めるものと、あなたが提供できるものを合わせていきましょう。

実は、ここがずれている方が多い。

私は「ピントが合っていない」という表現をしますが、ちょっとボケてしまっています。

たとえば、営業職の求人なのに「手先が器用で細かい作業が得意です」とか、事務職なのに「行動力があり、誰とでも仲良くなれます」など。

自分の強みや長所、得意なことが自己アピールになるわけですが、それを今回の求人内容と照らし合わせてみることが大切です。

もっと細かくみていきましょう。

あなたが採用担当者だとします。

今回新規事業の立ち上げにあたり、新たに営業担当者を募集することになった。

2人の応募者がいたら、次のAさんとBさん、どちらに期待したいでしょうか?

Aさん「私は10年間、ルートセールスに携わってきました。既存のお客様を訪問し、定期的に受注して頂くことで販売実績をあげてきました。」

Bさん「私は5年間新規開拓営業に携わってきました。1日100件電話を掛けてアポイントを取り、予約が取れたら県外にも日帰りで訪問していました。」

営業経験はAさんの方が長いわけですが、今回求めているのは新規事業の立ち上げなので、Bさんのような新規開拓経験を重視されませんか。


4.求人内容に合わせたアピールを考えましょう

なぜ、ピントが合っていない応募書類になってしまうのか。

それは自分が言いたいことや、伝えたいことが優先してしまうからです。

まず、相手が求めていることはなんだろうを、相手の要望やニーズを把握する。

次に、それに対して、では自分の何をアピールしたら効果的かと、相手視点で考えてみましょう。

そうしないと、ピントが合っていない自己アピールになってしまいます。

よく自己アピール=自慢話と捉えている方がいらっしゃいますが、それはピントが合っていないからです。

自分の言いたいことではなく「相手本位で考えれば自己アピール」になるし、相手の要望やニーズを無視して「自分の言いたいことを話すと自慢話」になります。

また、同じ内容でも、応募する業界や職種によって、自慢話にも自己アピールにもなる可能性があります。


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