1.仕事内容や雇用条件ばかり見ていませんか
私が実際に関わった求職者に対するアンケート調査の結果ですが、8割の方が【福利厚生】を重視されていました。
そして、企業研究についても、1位が【雇用条件】、2位が【仕事内容】です。
この結果からわかることは、多くの人は【企業】そのもの、企業の全体像をまったく見ていないということ。
また、経営者にも関心がない。
模擬面接の面接官をするとき、私は必ず「当社の社長の名前をご存知ですか?」と質問していました。
公務員試験の場合なら「県知事の名前をご存知ですか」とか「当市の市長の名前をご存知ですか」とたずねています。
あなたは「嘘だろう」「まさか」と思うかもしれませんが、だいたい7割から8割の方が応募先の経営者や知事、市長の名前を知りません。
これが本当の面接試験なら、当然不採用になるでしょう。
2.企業研究は、まずホームページをチェック
今、多くの企業が自社のホームページを持っています。
インターネットが普及し、スマートフォンで情報検索する時代、ホームページが無い会社なんて考えられません。
それでもホームページが無い会社があります。
その理由は、①大手企業の完全下請け会社のため、②経営者にITリテラシーが無くインターネットに関心がない、③体質が古くて新聞広告とか紙のチラシ中心の販促をしている、④社内に人材がいない、④フロント企業だから。
などの理由が考えられます。
いずれにしても、今は良くても、5年、10年後を考えると、衰退していくことが考えられます。
3.ホームページが見つかったら
次に、ホームページがあったら、あなたはどこを見ますか。
最初に経営者の挨拶とか、企業理念、経営方針を見てください。
会社とは、経営者が「こういう事をしたい」と考えて、色々な事業が進められます。
それが、企業理念や経営方針と言われるものです。
この企業理念や経営方針に基づいて、事業計画が作られ、それを元に各部署の仕事が決まり、最終的に個人に振り分けられるわけです。
また、この企業理念や経営方針が、いわゆる「企業文化」や「社風」を作り出します。
経営者が、売上重視の利益優先型であれば、企業文化や社風も同じようになります。
だから、あなたが企業理念や経営方針に賛同できるかどうかは非常に重要です。
4.SNSもチェックする
次に、SNSもチェックしてみましょう。
自社のホームページを持っている会社は、たいていSNSもおこなっています。
ブログ、You Tube、Instagram、Facebookなど、ホームページからリンクできるようになっていますので、確認してみましょう。
どうです、定期的に更新されているでしょうか?
数年前から更新されていない、なんて会社はザラにあります。
SNSの重要性を認識していないから、更新していないわけです。
そのような会社であれば、ホームページ自体古いままかもしれません。
既に、主力となる事業内容や仕事内容が、ホームページを作ったときと現在で変わっている可能性もあります。
実際にあったケースですが、事務所が移転して住所が変わっているのに、ホームページは古い住所のままということがありました。
これでは、なんのためのホームページかわかりませんね。
でも、本当にこのような企業がたくさんあります。
なぜなら、繰り返しになりますが、ITリテラシーが低くてインターネットの重要性に気付いていないからです。
これでは、いずれ時代に取り残されてしまいます。
ここまで確認するのに、1社当たり10分程度でできます。
それで、「この会社なら応募しても良いかなと思ったら」、事業内容など細かい部分を見ていきます。
ホームページは、経営者の挨拶、企業理念や経営方針、SNSの順番でチェックしてみましょう。
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