1. 自分らしく生きる
最近、よく目にするフレーズの中に「自分らしく生きる」や「ありのままの自分を生きる」という言葉があります。
あなたも普段触れる機会があるのではないでしょうか。
このフレーズや言葉が増えている背景には、自分らしさや自然体で生きることが難しくなっている兆候があるのかもしれません。
そして同時に、自分らしさや本来の姿で生きたいという欲求が高まっていることもあげられます。
2. 本来なら簡単なはずなのに
しかし、考えてみると、自分らしく生きることやありのままの自分になることは、本来なら簡単なはずです。
なぜなら、自分が思うまま、感じるままに生きればいいのだから。
たとえば、お腹が空いたら好きなものを食べたり、眠くなったら寝ればいい。
他人に迷惑をかけず、法に触れない範囲で、自由に生きることは可能です。
実際に多くの人は、休日をそのように過ごしているのではないでしょうか。
3. 自分らしく生きられない本当の理由
では、なぜ自分らしく生きること、ありのままの自分で生きることが難しいのでしょうか。
その原因は主に2つあると考えています。
一つは同調傾向の高さ、もう一つは集団意識の強さです。
同調傾向は、自ら周りに合わせようとすることを指します。
例えば、ランチに行く際、あなたが本当は【チャーハン】が食べたいと思っていても、周りが【和食】や【丼もの】と言ったら、周りに合わせてしまうことはありませんか。
周りの空気を読んで、自ら合わせることを、同調傾向が強いといいます。
この同調傾向が強いと、いつも自分の希望や本心を偽ることになり、やがて自分が本当に何をしたいのかがわからなくなります。
もう一つの原因、集団意識は、周りの人が同じようにすることを求めてくる場合です。
上記の例でいえば、周りの人があなたに「和食にしようよ」とか「丼ものでいいだろう」と、強制してくることを指します。
このように、集団の中で同じ行動を取ることが、周囲から期待されたり求められることです。
これも、同調傾向と同じく、自分の本心や欲求を偽ることになり、ストレス過多になります。
4. なぜ同調傾向や集団意識に準じてしまうのか
同調傾向が高い人や、集団意識に合わせてしまう、孤独が怖いからです。
自分だけが他の人と違うことが怖いのです。
そのため、周囲に合わせることで安心感を得ようとします。
しかし、これではいつまでたっても自分らしく生きることやありのままの自分でいることは難しいままです。
まずは、この矛盾に気付くことが重要であり、そして少しずつ孤独に慣れていくことで、自分らしさやありのままの自分になることが出来ます。
自分らしく生きるためには、孤独を受け入れることが欠かせません。
孤独になる勇気を持つこと。
それが、自分らしさやありのままの自分を尊重することになり、本当の自由を得る方法になります。
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