「住まいづくり」の資金計画 その②

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こんにちは。
現役一級建築士のrimorimoです。

「住まいづくり」を計画する上で重要なこと。それは「💰お金」です。
先立つものがなければ計画もできません。

今回のテーマは「無理のない資金計画を立てる」です。

後悔のない「住まいづくり」を行う上で基本なのが、
資金計画を立てることです。
前回の記事で触れましたが、住まいづくりに必要なお金を調達する為には
「自分で用意するお金(自己資金)」と「金融機関から借りるお金(住宅ローン等)」の2つの組み合わせが基本となりますので、
その割合を早めに決めておきましょう!

以下3つのポイントを纏めました。

【❢ポイント1】:自己資金は総費用の20~30%
自己資金はどれほどあればよいのでしょうか。
分譲マンションでは、提携ローンがついている場合、
頭金10%でも購入可能ですが、戸建住宅を新築する場合には
支払い時期が数回分かれているので、10%というわけにはいきません。
自己資金の割合は高いほどよいのですが、一般的に総費用の
20~30%程度がよいとされています。

【❢ポイント2】:ローンの金利に注意
住宅ローンを組む場合、まずは金利水準をチェックしてください。
返済が長期間の場合、わずかな金利差でも返済総額が大きく変わります。
例えば、2000万円を期間25年の元利均等返済で借りた場合、
金利が1%異なると、毎月の返済額で約1万円、25年の返済総額では2000万円異なります。(知っておくとお得です)
次に、注意すべきは、「固定金利」か「変動金利」の選択です。
目先の返済金額を見て金利が低い変動金利型を選択しがちですが、
長い目で見ると、将来の金利上昇により思わぬ支払い増額を招く危険性があります。
一般的には長期間金利が固定されている融資が一般的とされています。
・・・ちなみに私は、「10年の固定金利」を選択し、借り換えを視野に入れながら適宜見直しを行っています。

【❢ポイント3】:余裕を持って返せる金額にする
住宅ローンは、年収やローンの種類によって、
借りることのできる限度額が決まっていますが、
借りたお金は返さなければいけませんので(当然ですが・・。)
家計上、余裕を持って返せる金額はいくらなのかという観点にて
借りる金額を決めましょう。
一般的に、返済額は年収の25%以下に抑えることが望ましいとされています。

ローン返済のコツについて、3つご紹介しておきます。
➀繰り上げ返済
 毎月の返済額とは別に、纏まった金額を返済することです。
 この返済額はローンの元金に充てられるので、ローン負担が減少します。
 また、繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。
 どちらもローン負担を軽減できますが、
 期間短縮型の方が金利の軽減効果が大きくなります。

②返済条件の変更
 生活にゆとりのある方であれば、返済金額をUPし期間を短縮することに
 よっ返済総額を減らすことができます。
 また、「元利均等返済」から「元金均等返済」に変更することによっても
 返済総額を減らすことができます。

③借り換え
 現在のローンを完済して別のローンに組み替えることです。
 高金利のローンから低金利のローンに組み替えるなど・・。
 注意が必要なのが、異なる金融機関のローンに借り換える場合、
 手続き費用や保証金などが必要になります。(30万円くらい)
 そこで、借り換えの目安としては、
 ローン残高が1000万円以上、返済期間が10年以上残っている場合で、
 借り換え後の金利が1%以上下がる場合には、検討することをお勧めします。

いかがでしたでしょうか?
これからも「住まいづくり」に関する情報をUPしていく予定ですので、
知りたいこと、もやもやしていることなどございましたら、
問い合わせ欄からコメントをいただければと思います。
(ブログにてお答えします。)
このブログでは、後悔しない、満足できる住まいづくりを応援していきます!
宜しくお願いいたします。(^^)/



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