◆上司から理不尽な叱責を受けた
◆親から「全部お前が悪い」と決めつけられた
◆向こうからぶつかってきたのに「気をつけろ」と怒鳴られた
など。
長い目で根本から解決しようと向き合うことも素晴らしいですが、
こうした状況で、ほとんど無意識に自分のうちに起こる感情は防ぎようがありません。
◇理不尽さへの怒り
◇話を聞いてもらえない悲しさ
◇いきなり怒鳴られた恐怖
特に生真面目な人は
「自分が悪いからこうなった」と、全ての原因を自分のせいにして片付けようとします。
他人のせいにばかりするよりは気高い行為かもしれませんが、本当に自分が悪くないことまで「自分が悪い」と思い続けるのは、自分自身を損なう行為です。
続ければ、
いつか自分がすり減って無くなってしまいます。
だから、明確な根拠もなく「とにかく自分が悪かったのだ」と思う前に
「スルーする」ことを思い出しましょう。
≪合言葉は「まあいいか」≫「とにかく全部自分が悪い」と思いそうになったら、まずは深呼吸しましょう。
①鼻からゆっくり息を吸います(5秒)
②限界まで吸ったら息を止めます(5秒)
③吸った息を全部出すつもりで、口からゆっくり吐き出します
出来たら3回くらい繰り返してください。
無理に続けると眩暈を起こすこともありますので、出来れば座って、リラックスした姿勢でやりましょう。立ったままなら何かに掴まったり壁に寄りかかりながらやりましょう。
そして視界がクリアになったら(メンタルが追い詰められていると、不思議と視界が狭く、物がぼやけて見えたりします)、先ほどの合言葉を思い出しましょう。
「まあいいか」どうでしょうか、さっきまでの「自分がとにかく全部悪い」が、少しは弱まっていませんか?
自分にも言い分はある、次はこうしてみよう、向こうだって悪かったのだ、と。
「とにかく全部自分が悪い」以外の思考が出てきたら、
スルー出来始めている合図です。
一度では中々難しいかもしれませんので、思いついたら試してみてくださいね。