確認しよう、ほとんどの人が不足「ビタミンD」私は足りてる?

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「ビタミンD」私は足りてる? 確認方法

ビタミンDは、実はほとんどの人が不足している栄養素です。
血中濃度を測定する疫学調査によれば、男性72.5%、女性88.0%が不足、または欠乏者に該当!(「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」より)

これは日本人だけではなく、世界各国で。

理由は、含有されている食材が他の栄養素に比べて、群を抜いて『限られている』からです。

ビタミンDは骨を作るのに必要不可欠なだけではなく、『不足すると様々な病気を誘発する』ということがわかってきて、世界中で注目されています。

日本人が1日にどれくらい摂取すべきなのかは、膨大なエビデンスに則り「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」で定められています。

ただし。
ビタミンDは日光(紫外線)によって体内で作られるため、食事から摂取すべき量の個人差が大きいという、特殊なビタミンであるため、「骨折のリスクを上昇させないための必要量」として『目安量』が策定されています。

その目安量と、ビタミンD含有が多い食材(1食分)のリストをまとめました。

さて、ビタミンDは脂溶性で血液中を循環し、15日程度で半減。
含有食材も少ないので毎日の摂取量を追いかけるというよりは、策定されている1日の摂取目安量×7日分を、1週間をめどに摂取できればよいと考えられます。

ビタミンDの摂取「目安量」

ビタミンDについては、「骨折のリスクを上昇させない」栄養状態を維持するのに十分な量として、

男女とも18歳以降 8.5μg/日

不足すると各種病気を促進する、生活習慣病予防効果があるなど、様々な研究がなされていますが、摂取基準に反映させるだけのエビデンスがないとのことで、現状は『骨の健康』の視点での摂取量となっています。

ビタミンD摂取できてる? がわかるリスト

では、さっそくご確認いただくその前に。

天然にビタミンD活性を有する化合物は大きく2つ。

〇キノコに含まれるビタミンD2
〇魚肉及び、魚類肝臓に含まれるビタミンD3

他には、鶏卵にそこそこ含まれているものの、動物食品に多少(1μg/1食分以下)、他の食材の含有量は「0」ゼロ、皆無なのです!

大きくは魚類からの摂取になりますので、リストを「魚」と「魚以外」に分けました。

魚は15μg以上含む食材は各食材を記載、15μg未満は魚の種類でまとめています。

では、お待たせいたしました。
ご確認ください!



ビタミンD(魚)含有リスト_page-0001.jpg
ビタミンD(魚)含有リスト_page-0002.jpg

ビタミンD(魚以外)含有リスト_page-0001 .jpg

いくつか、補足させていただきますね。

・日本で流通しているのはほぼ「あらけきくらげ」です、ご安心ください。
・きくらげは、お取り寄せにすると安いものが入手できます。
・きのこ類は『天日に干されたかどうか』が重要で、かつてビタミンD含有が多いことで有名であった「干ししいたけ」も、近年はほとんど熱風乾燥等なので、含有量は少ないです。
・一方、生も干しも「しいたけ」を料理30~1時間前に天日干しすると、ビタミンDが10倍に増えます。
・「えのきだけ」も増えます。

ビタミンD摂取攻略法!

さて、手ごわいですね。
以下のようなプランはいかがでしょうか。

〇1週間に摂取したい量は、8.5μg×7日=14μg

毎日「卵」1個 2μg×7=14μg
週に2回「まいたけ」か、日光にあてた「しいたけ」料理 3μg×2=6μg

残り39.5μgをリストの中から選ぶ!

例えば週に2回サーモン料理。
あるいは「きくらげ」料理!
(ビタミンDは脂溶性なので、あぶらを使った料理だと吸収率がアップします)

少し前までは、ビタミンD強化の卵の選んでいたのですが、今や「選ぶ」なんて贅沢なことができなくなった卵ですね(涙)。

牛乳を飲む方は、ビタミンD強化もタイプも多く出回っていますので、一考です。

いかがでしたか?

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