みなさん、こんにちは!
reach9です。
今日は、「有能性」とは何かついてお話します。
これを知っているかどうかで、勉強の効果に大きく差が出ます。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!
それでは本題です。
「有能性」とは文字通り、「『やれば出来る!』と思えること」です。
「たったそれだけ?」と思われるかもしれません。
でも、たったこれだけのことが本当に重要なんです!
例を使ってお話します。
TOEICで500点ほどの人が、次に学習する単語帳を選ぶとします。
その場合、600点用の単語帳と990点用の単語帳、どちらが良いでしょうか?
はい、当然600点用の単語帳ですよね。
990点用の単語帳を使ったら、わからない単語だらけでやる気が無くなってしまいます。
でも、これを実際にやっている人がたくさんいるんです。
ここで登場するのが、「有能性」です。
第二言語習得論では「competence」と表現されます。
直訳すると、「能力」ですね。
上記の話に戻ると、990点用の単語帳をやっても、「絶対出来んわ…」と思ってしまいますよね?
人間はそういった事象に出会うと、自然とモチベーションが下がるようにできています。
逆に、600点用の単語帳なら、「これならやれば出来る!」と思えそうですよね?
人間はそういった事象に出会うと、自然とモチベーションが上がるようにできています。
これこそが「有能性」の正体です。
第二言語習得論では、学習の動機付けの1つとして、この有能性の重要さが語られています。
「時間がないから」「早く高得点を取りたいから」という気持ちは痛いほどわかります。
だからといって、今のレベルに合わない高度な勉強をしようとしてはいけません。
まさに「急がば回れ」ですね。
私はよく生徒に、
「考えなくてもわかる問題:考えればわかる問題:考えてもわからない問題=2:6:2」
になるテキストがあなたに一番合っているテキストだよ、と伝えています。
つまり、わかる問題が8割ということです。
このくらいが、有能性を活かせる比率だと感じています。
少しでも参考になれば幸いです。
なのでみなさん、少しずつ階段を登っていきましょう。
遠いようでも、それが一番の近道です。
もしどうしても急ぎたいのであれば、テキストのレベルを上げるのではなくて勉強時間を増やしましょう。
基本的に、成果は「効率×時間」です。
有能性を意識して効率を上げたら、やはり最終的には時間がものを言います。
時間は嘘をつきません。
本日の内容は以上です。
みなさんも、「今やっているテキストは、有能性を発揮出来るテキストだろうか?」と考える機会にしてみてください。
もしあなただけで判別出来ないようでしたら、気軽にご連絡くださいね。
次回は土曜日の更新です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
素敵なゴールデンウィークを!
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