みなさん、こんにちは!
reach9です。
今日は、前回の記事で触れた、「返り読み」を克服する方法についてお伝えします。
やや長文ですが、本当に重要なことを書きました。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!
(↓「返り読み」とは何か?については、こちらの記事をお読みください!)
結論からお伝えすると、返り読みを克服する方法は、「スラッシュリーディングをすること」です。
スラッシュリーディングについては、高校などで先生が使用するため、多くの方がご存知でしょう。
英文を固まりごとに分け、そこにスラッシュを入れて読んでいくことですね。
なぜスラッシュリーディングが返り読み克服に有効なのでしょうか?
それは、スラッシュリーディングをすることによって、「スラッシュごとに前から後ろに読む」という癖が身に付くからです。
みなさん、前回の記事をもう一度見てみてください。
返り読みをする原因は、「英文を後ろから前に読んでしまうこと」でした。
特に、長い英文の時ほど、こうしてしまいがちです。
それを、英文にスラッシュを入れることによって、物理的に後ろから前に読めなくしてしまうのです。
例を使ってお話します。
かの有名な、スティーヴ・ジョブズのスピーチを使いましょう。
(余談ですが、内容をご存知ない方はぜひ映像を見てみてください。今見ても感動します)
I am honored to be with you today at your commencement from one of the finest universities in the world.
I never graduated from college.
Truth be told, this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation.
冒頭の3文です。
特に1文目は長いですねー。
ついつい返り読みをしてしまいそうです。
この文に、こんな感じにスラッシュを入れましょう。
I am honored / to be with you today / at your commencement / from one / of the finest universities / in the world.
これによって、英文の切れ目がはっきり認識でき、文が読みやすくなります。
そして、スラッシュごとに前から後ろに読んでください。
すると、こんな読み方になります。
I am honored
私は光栄です
to be with you today
今日みなさんと一緒にいられて
at your commencement
みなさんの卒業式で
from one
1つの
of the finest universities
最も優秀な大学の
in the world.
世界で
いかがでしょうか?
これが「英文を前から後ろに読む(=返り読みをしない)」ということです。
2文目、3文目も同じようにやってみましょう。
まずは、スラッシュを入れます。
I never graduated / from college.
Truth be told, / this is the closest / I’ve ever gotten / to a college graduation.
そして、スラッシュごとに前から後ろに読みます。
I never graduated
私は決して卒業しませんでした
from college.
大学を
Truth be told,
実を言うと、
this is the closest
これが最も近づいた機会です
I’ve ever gotten
私が今までに得た中で
to a college graduation.
大学の卒業に
このようにして、「とにかくスラッシュごとに前から後ろに読む」練習をどんどん行ってください。
私も普段の仕事で、多くの高校生を指導していますが、この練習を積むことで、英検や共通テストのリーディングで全問解けなかった生徒が、余裕を持って全問解けるようになっています。
最後に、明日の記事について触れて今日は終わりにします。
このスラッシュリーディングは、リスニング力向上にも大いに関係があります。
「なんで??」とお考えだと思います。
ぜひ、明日の記事をご覧ください!
以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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