仕事ってなんだろう?

記事
ライフスタイル
こんにちは。ほぼすべての心理療法の土台になるゲシュタルト心理療法を活用して、皆さんが本当の自分自身につながるお手伝いをさせていただいているゲシュタルトセラピストのヒデです。

組織人向けのコーチングもサービスに用意していますが、あらためて「そもそも仕事ってなんだろう?」と思ってしまいました。

ほとんどの人は「生計を立てるため。我慢するところ。上からの指示を守らないと損する。本当に思っていることを表現したら仕事はうまくいかない。」など、なんともエネルギーが減衰するような状況が多いように思います。

仕事上の目標はもっているけれど、自分の価値観とギャップが大きい。
価値観やありたい姿を考えたこともない。
日常の不安は避けるようにひたすら自分を守るための行動を選択している。
損得が判断の中心になっている。
何十年も職場で仕事をしていても、本当に望んでいることをお互いに知らない。

そんな自分自身とのつながりも、他人とのつながりも無い状況で、能力が発揮できるわけがないですね。

私のコーチングではありたい姿を最初に充分に本人が腑に落ちるまで対話していきます。本当の意味では自分自身と対話してもらいます。
そこで出てきた本当の思いを現在の仕事の中に照らし合わせてさらに深掘りしていきます。

本人からテーマが提示された場合も、それが本当に望んでいることなのかを一緒に検証していきます。
そこからどのような葛藤がありそうなのか、実はどんな不安や想念をもっているのか、どのように今となっては不要な想念を手放せるのかに取り組んでいくプロセスです。

これは一般的なコーチングと同じですが、違うのはどれだけ自分自身の身体感覚と対話できるかが深さの要になりますので、ゲシュタルト療法を活用しながら進んでいくことになると思います。

結果的には、仕事の範囲に限らず人生全体に共通するテーマになることが多いです。

もしかすると、その仕事そのものがやらずにはいられないような純粋意欲に基づいたものではないことに気づき、他の道を目指すことになるかもしれません。その場合は組織にとっては短期的にマイナスかもしれませんが、本人にとっても、組織にとっても長い目で見たらよいことだと思います。

最初の問い「仕事ってなんだろう?」の答えは、人それぞれが答えを導き出すものです。しかもその人の物理的心理的状況によって答えが変化します。
たとえ生計のためと割り切って表面的な仕事でしかないとしても、それを充分に自覚している状態では、個人にとってはそれほど深刻ではないでしょう。それが組織としてよくないにしてもです。個人が精神的につぶれてしまうよりはマシですから。

その意識を外部から変えるのは極めて困難です。コーチングをしても意識が変わるか変わらないかはやはりその人の状況や今生の人生における魂のステージがどのあたりかによるでしょう。正解はないです。長い目で見たらすべてがOKです。

私個人の今の感覚からくる答えは、

仕事とは人生の一部であり、本当の自分自身を表現する手段である。自覚さえしていれば、嫌なことを我慢してやっているのも表現の一部であり、好きなことを楽しみながらやっているのも表現の一部であり、大我の観点ではどちらもそのとき自分がやりたいことをやりたいようにやっているに過ぎない。だからどちらでもいい。味わうことができるのならどちらでもいい。自分に正直に生きることが人生であり、仕事もその一部である。味わって生きていけば、そのうち抵抗感が減りエネルギーの循環がスムーズになり、さらに仕事も人生も自分の納得できるものに自然に変わっていく。

言葉って難しいですね。なかなかうまく表現できないです。
言葉は感情を隠すために発明されています。
感情は脳を進化させるために哺乳類の生命体として備わっています。
さらに進化していくためにも感情を押し殺すことなく大切にしたいですね。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す