学力よりもマナーよりも

記事
コラム
どうも、上階に本を取りに行き、
布団に掃除機をかけ、そのまま
手ぶらで戻ってきた れぼる です

子は親の背中を見て育つ

「お店で騒ぐのやめないと、次はグーで
 叩くよ!」と、お子さんを注意するほど、
周囲への迷惑を考慮できる方なら、子ども
自身がお友達をグーで叩くことを、絶対に
許可しないことでしょう。
でも、子どもは、保護者が教えてくれた
「グーで叩く」方法を、大事な時の正解
と、覚えてしまいます。

口で説明するよりも、保護者が
・(子を含め)誰も叩かない
・誰のことも誹謗中傷しない
・思いやりの心で人に接する
・法を遵守・人権を尊重する

よう実践する=昔の「背中で教える
のは、その意味で非常に深く効果的な
やり方だと言えます。その一方で、

子は親の鏡

私は片手で本や新聞を読みつつ、もう
片方の手で何かを食べるのが好きです。
(この手は絶対途中交代・接触不可)

とてもお行儀が悪いですね。でも、
週6で5時半に起き、朝ご飯作って
(週4‐5でお弁当も)、家族を送り、
全ての家事が終わってから、朝食と
コーヒーを摂りつつ活字を読む時間が、私の

癒やし=生きるのに必要な成分
=平穏な家庭維持に必要(断言)

なので、譲れません。しかし、長期休み
なんかにこの状態を見られてしまうと、
親なのに、お手本になりません。

保護者が常に手本となるような行動をとる
それは理想的で、実践中の方を尊敬します。

でも、私にはできない。誰にでも弱い点は
あります。それが人間として当然なので、
責めるよりも許し合う(許容できる範囲で)
ほうが、お互いに快適な気がします。

さらに、親が人として発展途上であることを
見せる→「完璧じゃなくても、いいんだよ」
とのメッセージになると、私は考えます。

小学校という初めての(本格的)集団生活。
小1ギャップを減らす取組みは増えています。

が、些細な忘れ物や一言の失敗を気にして
登校を渋るというご相談を多く伺います。

「そんなこと気にしないでいいのに」
「構わず元気に登校すればいいのに」
と心配になった際は、その前段階で
・作法に則って食べること
・いつも整理整頓すること
・時間通りに行動すること
などを全部・一度に・完璧に・ずっと
求めていなかったか、確認しましょう。

これらは家庭内で教える大切なことです。
ただ、今・この年齢で・全部・無理にでも
教え込まねばならないことかというと…?

子は身近な大人に好かれようと行動します。
(譬え自分が病んでも好かれようとします)

ので、完璧な子どもを求められれば、完璧に
行動しようとします。だから、完璧を自分に
課し、できなくて自己否定に陥ったり、逆に
ヤケになって、反抗したりするようになる。

「子は親の鏡」≠「子は親そっくりに育つ」
「子は親の鏡」=「子は親の真の姿を映す」

子を見ると、親の外面でなく、家庭内での
素の姿が見えてくる/親が何をどう教えて
いるかも見えてくる、と捉えると、私達が
理想的な社会人であろうと努力する姿も、
「不完全で発展途上な人間」である姿も、
目標になったり、脱力の手本になったり
して、活かせる鏡になると思うんです。

元気があれば何でもできる

先日、家の中で派手に遊び、ペンケースを
どんがらがっしゃんと倒した輩がいます。

そのとき、本人は瞬時に😱という顔をして
いましたので、自覚しているなら責める必要
ないだろうと、私は「あーーー破壊神だーー
ビルス様だーー」と笑いに包んでみました。

注意すべきことを笑えるネタに変換したら、
調子に乗ってまたやるーことはありません。

むしろ、真正面から(特に人前で)注意する
ことにより、「次から気をつけよう」よりも
「屈辱→注意者への苛立ち」が先立ちます。

これは、アンガーマネジメントにも通じる
話であり、繰り返すと愛着障害にも関わる
話で……注意するほどに激しく泣きわめく
行動パターンが気になるようになったら、
少し立ち止まって、注意の仕方を見直すと
良いかもしれません。

真剣に怒るのは(自分と他人の)
生命に関わること。その他の件は、
笑いを交えたり、間違いを正すより
正解を示したり、信頼を寄せたりして

・宿題やらないなら、お母さんが代わりに
 やってあげよう(と故意に間違いを書く)
 ↑子が直す。ノリツッコミ(?)の手法。

・食事中なのにテーブルの下に手!また!
→両手を上に出した方がかっこいいんだよ

・どうして宿題をさっさとやらないの!!
→あとでちゃんと(←方言??)やるって
 信じてるから、先に遊びに行っておいで

忘れものに関しても、長い学校生活、ゼロに
するなんて不可能。長い社会生活も同様で、
忘れ物をしない心掛けとともに、したときに
・早めに上司に報告する(ほうれんそう)
・行きがけにコンビニで買う(自己解決)
などのスキルが求められると思います。

なので、こんな感じはいかがでしょう。
・緊張しただろうに、先生に言えたんだね。
・誰にも言えず、1人で1日、耐えたんだね。
・友達を頼って助かったんだね。感謝だね。
・代わりのもので済ませた?その発想すご!

子どもの問題行動を全部親のせいにするな
というネットの声は本当にその通りですが、
問題行動に最も悩んでいるのは家族だし、
問題解決に最も大きな力があるのも家族。

「うちの子どうしてこうなの…」と
毎日毎日毎晩毎晩悩んでいることを、
自分が変わることで変えられるなら…

本章の見出し語は猪木さんの名言らしい
(と、テセウスの船で鈴木亮平が言ってた)
ですが、学力があるのに、マナーを心得た
良い子なのに、心理的問題で元気をなくし、
能力を発揮できず苦しむ小さな姿を見ると、

周囲のサポートで解放に近づける。
その周囲は完璧でなくて構わない。
あまり貶さず、たくさん褒めてあげ
居心地の良い状態であることを優先
する視点が、大切かなって、サンジ
(≠黒足)(=3児)の母の独り言でした。
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