【初心者向け】ファスティング講座

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みなさまこんにちは、ショウです。
今回こちらでは「初心者向けのファスティング講座」というものをお伝えしていきます。

動画を作成していまして、この動画内でお伝えしていることを以下に文章でまとめさせて頂いています。

動画・講座作成のきっかけ

まず始めに、こちらを作成したきっかけ、目的・意図をお伝えしていきます。

僕の長所でもあり、短所でもありと表裏一体なところなのですが、自分が本気で取り組んでいることや真面目に考えているところを「一言で表すなら」ということが苦手なのです。

「そんな一言で表すことなんてできない!」っていうのが本音なのですが、みんなが僕と同じような熱量なわけじゃないし、熱すぎるお湯に手を突っ込んだらアチチチチチと火傷をしてしまうのと同じように、近寄り難い存在になってしまうのです。 

だがしかしです。

「ファスティング?ただ食べなきゃいいんでしょ?」 
「水だけ飲んでればいいんでしょ?」
「単純に食べないでいればいいんでしょ?」
「やってもどーせリバウンドするんでしょ?」
「糖質制限と何が違うの?一緒でしょ?」

というような質問や疑問に対しても1つ1つ丁寧に返答したら、正直僕のエネルギーが持ちません。

どんなに僕が頑張って伝えても、僕のことが嫌いであれば僕がどんなに伝えても聞かないのかもしれない。 
そもそも最初から「絶対にやらない」という意味が分からない決意をしているから、理解しようとすらしないかもしれない。

そういうような人がいるのはわかっているのですが、ファスティングを理解し、経験し、その素晴らしさが分かっているものとして、これを1人でも多くの方に伝えていく使命があると思っているんです。

なので、今回は一般公開した動画をyoutubeでアップすることで「ファスティング?聞いたことがないんですけど、何ですか?それ?」というような本当の初心者の方向けに少しでもファスティングのことを知ってもらうものを用意しようと考えました。

「講座」としてるけど、今このように一般公開してように無料で学べるものにします。ちゃんと見てほしいなっていう想いがあるからです。
ただ、自分の編集技術があまりに乏しいので、基本的に僕の喋りと視覚情報(文章)からお伝えしていくことにします。

ファスティングとは?

ファスティングとは、一言で申し上げると「断食」のことです。 宗教的な意味合いの断食とは違い、一切の飲み食いをしないものではありません。一定期間、固形物は一切口にしないけど、その代わりにドリンク(酵素ドリンクなど)で栄養素を摂っていくものです。

「え、断食? 食べないなんてムリ!」「絶食しないといけないってこと?」「飢餓状態に追い込まないといけないの?」と言われたりもするのですが、そういうわけではありません。普段の生活の中で「食事をしない時間を取り入れませんか?」ということなのです。

▶︎ファスティングが飢餓状態と違う点:自分で管理できること

<飢餓状態>
飢餓状態というのは、食事を放棄することであり、自分の意志やコントロールすることではありません。そして、戦争中や飢饉の時など、食糧が不足する時代や状況で起きます。外部の力による強制なのです。飢えている人は、次にいつどこで食べられるのか分かりません。


<ファスティング >
宗教や健康上の理由、その他の理由で食事を自発的に放棄することです。食べ物はすぐに手に入る状態なのですが、自発的に食べないことを選択しているのです。そして、いつやってもOKだし、期間も数時間から好きに選べます。自分の都合に合わせて、いつでも好きな時に始めて良いのです。

ちなみに、ファスティングには「標準的な期間」というものはなく、ファスティングというのは「食べていない状態」のことだから、食事をしていないとき、あなたは実質的にファスティングを行っていることになります。

♦︎朝食(breakfast)

これは「ファスティングを破る」という意味ですが、考えることもなく多くの人が毎日当たり前のように行っていることですよね。

にもかかわらず、ファスティングに対して抵抗を持っている人が多いのは不思議なことです。でも、このように考える人の気持ちもわかります。

<初めて断食をする人に多い考え>
不安感(私には出来ないんじゃないかな〜)
恐怖感(やっても結果出なかったらどうしよう〜)
食べないとフラフラになるんじゃ?(体力がなくなってしまいそう)
⾝体がもたないんじゃ?(途中で離脱しちゃうんじゃないかな)
リバウンドするんじゃ?(結局元通りになっちゃうんじゃない?)

とは言ってもです、ファスティングは数千年前から取り入れられていた手法であり、ファスティングの歴史は人類と同じくらい長く、他のどんな食事療法よりも古いのです。

人類の進化の観点からすると、1日3食とることや間食をとることは生き抜くため、健康を手に入れるための必須条件ではありません。近代以前は今と違って食糧がいつ手に入るか予測することができず、食事の回数は極めて不規則でした。

<食糧不足になる原因>
・干ばつ
・戦争
・昆虫の大量発生
・疫病
・季節の移り変わり

<主要な宗教でも行われていた>
ファスティングは精神的な目的で広く実践されていて、世界のほぼ全ての主要な宗教で扱われています。

○ギリシャ正教会
信者たちは、1年のうち180~200日にわたって、さまざまな形式のファスティングを行っています。

○仏教
僧侶たちは、正午以降の食事を控え、翌朝までファスティングをします。また、水のみのファスティングを数日から数週間続けることもあります。目的は、人間の欲望を消し去ることです。

○ヒンドゥー教
肉体が苦しめば罪が許されるという信念からファスティングを受け入れています。また、欲望を制御する力を養い、心を平安へと導く方法とも見られています。

○イスラム教
ラマダーンの聖なる月の間、日の出から日没までファスティングをします。他の多くのファスティングと異なっているのが「水分が禁じられている」という点で、これにより軽度の脱水症状が引き起こされます。

<歴史上の著名人も、ファスティングを実践している人が多い>
・ヒポクラテス(医学の父)
「突然死は、痩せた人よりも自然に太っている人に多い」とし、毎日24時間のファスティングを取り入れるのが肥満の治療に非常に有効であると考えていました。

・プルタルコス(作家・歴史家)
「薬を使う代わりに今日ファスティングしなさい」
ファスティングは「ありとあらゆる病気を治療するための普遍的な人間」の本能

・パラケルスス(医師・毒物学の創始者)
「ファスティングこそが最大の治療薬であり、内なる医師だ」

・ベンジャミン・フランクリン(アメリカ合衆国建国の父)
「すべての薬の中で最高のものは休息とファスティング」

・マーク・トウェイン(作家)
「少しの飢餓状態は、最高の薬や最高の医師よりも、一般人な病院に多くの効き目がある」

このように長い伝統があるにもかかわらず、なぜファスティングはあまり知られなくなってしまったのでしょうか?かつては身体を浄化するための健康的かつ伝統的だった方法が今では避けるべきものになってしまったのでしょうか?

一言で申し上げるとしたら「印象操作」です。大手食品会社が、広告などの力によってファスティングの印象を徐々に変えていってしまったのです。人が「食べない」ということを選択肢の1つとして捉えるようになったら、食品がその分売れなくなる、要するに、ビジネスに悪影響をもたらすようになるんだという論理なのです。

色んな栄養の専門家・スペシャリストがいるのですが「食事を1回でも抜くのは健康に良くない」と主張する人もいるのです。このようなメッセージを何度も聞いているうちに、これが真実だと信じるようになってしまうのです。

果たして本当にそうなのでしょうか?

先ほど申し上げたことを再度お伝えいたします。

「ファスティング?ただ食べなきゃいいんでしょ?」 
「水だけ飲んでればいいんでしょ?」
「単純に食べないでいればいいんでしょ?」
「やってもどーせリバウンドするんでしょ?」
「糖質制限と何が違うの?一緒でしょ?」

このように考える人がいるのも分かっています。でも仕方がないのです。教えてもらっていない、教育を受けていないのです。だから僕はファスティングを理解し、経験し、その素晴らしさが分かっているものとして、これを1人でも多くの方に伝えていく使命があると思っているんです。

食べるとき、食べないときに実際何が起きているのか?

ここではもう少し「ファスティング」ついて深く見ていきましょう。食べるときとファスティングの時に実際に体内で何が起こっているのでしょうか?

<食べる時>
私たちは1回の食事で、一度に消費できる以上の食物エネルギーを摂取します。このエネルギーの一部は、今後のためにも貯えておく必要があります。食物エネルギーの「貯蔵」「消費」の両方に関与する重要なホルモンが「インスリン」です。

インスリンは⾎糖値が上がると分泌されるホルモンです。エネルギー代謝を調節し、脂肪の蓄積や貯蔵を促進させます。グルコースをエネルギーとして使用するために細胞内にとりこませるので、⼗分な量のインスリンがないと、⾎中のグルコースはどんどん増えてしまいます。
インスリンは食事中に増加しますが、これは主に糖質とたんぱく質によって刺激されるためです。脂質はインスリンに対する影響はあまり大きくありません。

<糖質を摂取するとどうなるのか?>
○グリコーゲン合成
糖質が分解され、大量のグルコース発生します。細胞にとりこまれるインスリンが体内のグルコースをグリコーゲンに変換して肝臓に貯えさせる。 

○肝臓の許容量が限界を迎える
余った糖質が体脂肪として脂肪細胞に貯えられます。 そして5〜6 時間後、インスリンの働きにより、体内のグルコース量が減っていくので、肝臓が蓄えていたグリコーゲンをグルコースに分解して体内を循環させます。

食事を摂らない時間が短いと、グリコーゲンは体内に蓄積されている量で⼗分賄えるのですが、食事を摂らない時間が長いと、蓄積されている脂肪から新しくグルコースを生成していくことになります。
要するに、インスリンは、糖や脂質の貯蔵を促すホルモンであり、何も食べない時はインスリンの分泌量は減り、糖や体脂肪を燃やす働きが始まります。

<グリコーゲンと体脂肪の関係性>
脂肪は「銀行口座に貯金しているお金」のようなもので、口座内にはいくらでもお金(=エネルギー)を貯めておくことができます。

グリコーゲンは「財布に入っているお金」のように、⾝体に素早く提供することができます。ただ、脂肪はエネルギーを貯めておくことができても、すぐに使うことができません。蓄積された脂肪を減らすことは、とても難しいのです。

貯蔵エネルギーの使われる順番は、まずはグリコーゲンから。財布は空にはしたくないので、常時入っているような状態にしておこうとします。

グリコーゲンが底をつき始めると、⾝体は脂肪を燃やし始める前に空腹を感じ、何かを食べたくなります。食欲に任せて何か食べ物を口に運んで、グリコーゲンの貯蔵庫をずっと補充していると、蓄積された脂肪をエネルギーとして使わずに済んでしまいます。 通常の状態であれば、食事を摂るとインスリンが大量に分泌されて糖や脂肪の蓄積が促進されるので、過剰分泌の状態が続くと、脂肪がどんどん蓄積されていくわけです。

<食べない時>
食べる時に起こる食物エネルギーの貯蔵と消費の過程が、ファスティングをすると逆向きになります。

先ほども少し触れましたが、まずはインスリン値が下がり、蓄積されたエネルギー(グリコーゲンor体脂肪)の燃焼を開始するように身体に信号が送られます。そして、これも触れましたがまずはグリコーゲンから。グリコーゲンを使った後には貯えられている体脂肪をエネルギー源として分解し始めるのです。

要するに身体には2種類の状態しかありません。
摂食状態とファスティング状態です。食物エネルギーを貯えているか、食物エネルギーを消費しているのか、そのどちらかなのです。この2つのバランスが取れている限り、肥満になることを防ぐことができます。
1日の大部分を食物エネルギーの貯蔵に費やしている場合は、時間の経過とともに体重は増加します。必要なのは、食物エネルギーを消費している時間を増やしてバランスを取り戻すことが必要なのです。

以上を踏まえると、もし、これを読んで頂いているあなたが「減量をしたい」「ダイエットをしたい」と思っているのであれば、インスリンの働きを知っておく必要があります。
そして、インスリンがたくさん分泌している時は摂食状態(食物エネルギーを貯えている状態)であるので、減量しずらいということです。なので、ファスティングをすることで食物エネルギーを消費している時間を増やせば、減量しやすくなるということが理解して頂けるはずです。インスリンはキーとなるホルモンなので絶対に覚えておいて欲しいです。

こうは言ったものの、やっぱりしっかり食べないと元気がなくなっちゃうんじゃないの?不健康なんじゃないの?と思い込んでしまっている人はいるはずです。特に、きっちり3食食べないと気が済まないんだというタイプの人にこのように考えてしまう人が多い印象を持っています。

でも、そう簡単に人間の身体はエネルギーが枯渇することはないように作られているのです。食物が不足する期間が続くと、貯えられていた体脂肪を分解してエネルギーを作ります。このメカニズムがなければ、人間は「種」として生き残ることができなかったはずです。

栄養失調だったり、摂食障害になっている場合などの例外はありますが、ファスティングの普段の日常生活に取り入れたとしても、健康に悪影響がないと言えるでしょう。ファスティングをしても、身体はシャットダウンしません。ただエネルギー源を変えているだけなのです。食物から摂るか、貯えられたエネルギーから摂るか。この切り替えは、いくつかのホルモンが適応することで行われると言われています。

ファスティングの種類について

ファスティングには様々なやり方があって、何が正しいのだというものはないと言われています。例えば、イスラム教のラマダーンの断食月では、この期間の日の出から日没までの間は、食べ物と飲み物を一切摂らないのですが、このようなファスティングは身体的にかなり厳しいので、完全に飲食を断つということは、一般的には推奨されていません。なので、無理のない範囲で行うことが大事です。期間も半日からでOKでしょう。

あとは、ファスティングは「減量のためのものだけではない」ということも知っておいて欲しいです。
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糖尿病改善や、アンチエイジング効果など、ファスティングの効果・効能はたくさんあるのです。色んなダイエット方法がある中で、なぜファスティングが他のダイエット方法よりもいいのか?それは効果効能が多いことや、ファスティングでないと得られないことが多いこと、そしてシンプルで期間も自由に選べるなどたくさんあるのです。


では、最後にご案内をさせて頂きます。
僕はファスティングのサービスを提供させて頂いています。1週間のフルサポートのコースです。
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・カウンセリング付き
・酵素ドリンク2本
・レジュメ(PDF)付き
・1週間フルサポート
・1ヶ月後のカウンセリング(希望者のみ)


というわけで、今回こちらでは、ファスティングとは何なのか?というような初心者向けのファスティング講座ということでお伝えしてきます。
ここまで読んで頂いた多くの方は主に減量目的でファスティングをご検討されているかと思うのですが、なぜファスティングが有効なのか、その理由が少しでも伝わったら良いなと思っています。今後もファスティングについて発信を続けていきますので、是非フォローして頂けると嬉しいです。

ここまでご覧頂きありがとうございました。



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