そうだ、自立してみよう。(依存の心理学)②

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コラム

こんにちは。心理カウンセラーのSayaです(^^)

前回の記事の続きです。

前回、「依存それ自体は悪者ではないけれど、程度によっては問題があることもある。」ということを書きました。

この記事では主に女性の恋愛(異性への)依存心理に焦点を当てます。

自分の依存心が苦しいと感じている女性のお役に立てたらと思い
書いていますが、依存に関する研究や理論について知りたい方にもご参考になるかもしれません。


中途半端にモテると恋愛依存が強くなる


いきなり口の悪い見出しでごめんなさい。
でも、異性への要求が多く、恋愛依存の強い女の子に多いパターンがズバリこれなんです。

”そこそこモテる”

ここでいうモテる、とは外見や他者からの評価を指しているのではなく、
「1人でさみしいとき、連絡すれば一緒にいてくれる異性がいる(彼氏に限らず。)」ということを意味します。

恋愛依存に悩んでいる方や、彼氏への依存度が高すぎるという理由で恋愛関係が続かない方にとても多いです。

なぜこうなるか。

それは、「さみしいとき、一緒にいてくれる異性がいる(彼氏に限らず。)」と、そのさみしい心がその時点でそこそこ満たされてしまうので「1人の時間を充実させる努力」をしなくなってしまうからなんです。

では、「さみしいとき、一緒にいる異性がいない人(つくろうと思えばできるけど、そういった行動に出ない人も含めます。)」はというと、

そもそも依存のしようがないので、
自然と「1人の時間を充実させる」ことにエネルギーを使います。(あるいは同性の友達に助けを求めます。)

こういう人は、1人でも遊べる趣味があったり、いつでもつかまる親友がいたりします。

では、本当にモテる人、というのは・・・

生まれつきの魔性なので、依存という概念がありません。
ナチュラルに自己価値が高く、「他者がどうあろうと自分がありたいようにある」という強烈な自分らしさという武器をもっています。

相手の出方に一喜一憂することもなく、重い女にもなりません。
⇒この本当にモテる人のパターンはごく稀なので、あまり参考になりません。。(ただ、自己価値の高さ・モテ・相互依存は強い相関関係にあると考えられるので、周りにこういうタイプの人がいる場合は観察してみると面白いですよ!)

 では、”そこそこモテる” に戻ります。

このタイプの方は、あることに気づけさえすれば大きく成長できます。

ある研究によれば、「依存の欲求を感じつつも依存行動を抑えた」ポイントが高い人ほど、社会的スキル(コミュニケーション能力など)のポイントが高いという結果がでています。

要するに「自分の依存心」を認知し、「依存せず自立する」方にエネルギーを使えば、社会的スキルがあがる可能性が見込めるということです。

しかも、「社会的評価の高さ」と「自己価値の高さ」は相関関係にあると言われているため、
社会的スキルが上がり、社会的評価が上がれば
自己価値があがり、さらに依存しなくなる。という好循環が生まれます。

これは、依存心がない人には得られないことです。

「依存せず自立する」コツは
「いつもじゃなくていい。この数時間だけ」から始めること。

「そうだ、自立してみよう」くらいのノリで、
「この時間だけ、ひとりを楽しんでみよう。」
「これが一人でできるかやってみよう。」
「今日は、前から気になっていたことに挑戦してみよう。」
これが、好循環を生む一歩です。

次の記事で、愛着理論という立場から
「依存」と「相手(異性)の行動」の関係について書いてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた次回にて(^^)
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