若手育成の失敗談

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コラム
私は部下という言葉が好きではないので同僚と言うことにします。私の近くに2人の若い同僚がおり、その育成を任されています。ただ私にとって「育成」とはおこがましく、ただただ一緒に仕事をしているだけなのです。それだけでもここ半年間で如実に2人の成長を感じることができ、大変喜ばしく思います。
今日お話したいのは、そんな私の育成失敗談ですw

以前も若手の育成を任されたことがあり(当時も若手2人でした)、育成プランをつくり、それに沿って成果や行動を細かくチェックし、気づいた点はその都度フィードバックする。挙げ句の果てには、その日伝え忘れたことを翌朝「チャットマガジン」なる大量の文章で送りつけるなど、プランの徹底ぶりは我ながら素晴らしいものでしたw。その結果、、、2人はパンクし、やがて私は育成担当から外されました、、、

当時を振り替えると育成を任されたことに私自身テンションが上がってしまい、そのテンションを若手2人に押し付けてしまい大失敗してしまいましたw その犠牲になった2人には今でも大変申し訳なく思っています。ただ、その2人はすでに一人前に成長し、それなりのポジションで頑張ってくれています。たまにそんな2人と当時を振り替えると、今では笑い話にされてしまいます。結果として私は反面教師となったようで少しホッとしました。

これを教訓に

「管理しない」
「強制しない」
「指示しない」
「極力教えない」
「偉そうにしない」

など当時とは全く真逆のスタイルになりました。ただ一つだけ心がけていることは「あくまでサポートに徹する」ということだけです。そうすることで不思議と若手は自主的になり、教えずとも勝手に学んでくれるようになったのです。直近で嬉しかったのが、2人が書いた議事録が教えてもいないのに私の書き方に似てきたことでした。

昔の私は「私の培ってきた経験を伝えたい」と思いが強すぎましたが、そもそも

「経験とは当人だけの宝物」

であり、そんなのを教えるなんてとてもできません。それに気づいてから大事な経験の場をサポートしてあげることに徹するようにした結果、こっちが求めずとも若手は勝手に育ってくれることがわかりました。

▼教訓
「価値観や経験の押し付けは単なる自慢話でしかない」

育成に答えはないとは思いますが皆さんはどんな育成スタイルでしょうか。
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