「途中で書けなくなる」パターン。

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学び
ライトノベル作家・専門学校現役講師のひびき遊です。

SNSで流れてきたのですが、
「小説を書いてて、途中で書き進められなくなる」
という状況があるようです。


それはどうも、いわゆるテンプレート展開で書き始め……だいたい「タイトルで出している中身」を書ききった、その後の「続き」をどう書けばいいのかわからなくなる――というパターンのようですね。

いや、そこからが書き手のオリジナリティの見せ場、と言いますか。
きっと「本領発揮」の部分なので、楽しんで書いて欲しいな、と私は思うばかりですが。


しかし、確かに「勢いで始めてしまったけれど、この先の展開が思いつかない!」というのは、あるでしょう。
ざっくりとした「主人公の目標」があると、そちらに向かって進めていき――「障害」となる事件やキャラを追加していけば、なんとかなると思いますが。



ちなみに「書けなくて手が止まる」というのは、もちろんプロの作家にもあります……!
「この表現がしっくりこない!」でしばらく悩む人もいるようですよ。

私の場合は、
「想定していた場面を書いてみたけれど、どうも面白くならないので手を止める」
ことがあります……。


小説の文章とは、台詞と地の文をただ書いてればいい、というわけではありません。
それではともすれば、ト書きを挟んだだけの「脚本」のようになります。

文章にちゃんと「そのシーンにおける主人公の心情」が出てこないと、小説は面白くならないんですよね。

目の前の出来事をどう捉えているのか。
だから、どう反応するのか。
このあたりをしっかりと落とし込んで、キャラクターの「目線」を通して、物語世界を読者に見せてあげたいですね。



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