インプット＞アウトプットの関係性。

ライトノベル作家・専門学校現役講師のひびき遊です。

小説添削指導をしている私ですが、実は書き手の「個性」「センス」については、あえて触れないようにしています。

そこは「好きに書く」のが優先される領域なので。

しかし、作家として商業の世界に出るには、何が必要か――。

・文章スキル

・書き手のセンス

・運

この三つだと、私は考えています。

一番重要なのは「運」だったりするのですが……私が指導するのはこのうち、小説の基礎にあたる「文章スキル」ですね。

なのですが、専門学校では「センス」を鍛えてもらうために、よく「インプット」の重要性を説いています。

まあ、単純に「いろんな作品を読みなさい・見なさい」ということですね。

書き手はつい、作品を書かなければ――と「アウトプット」を重視しがちです。

しかし、自分の中からそれなりの量を吐き出すためには、前提として「それ以上に、たくさん得てきたもの」が必要になります。

すなわち、

「インプット＞アウトプット」

の関係性です。

プロ作家でも、「息を吸うように、とにかくたくさんの作品を吸収する」書き手は強いです。

（※むしろ、吸収することを苦に思ってない、というタイプですね）

……さて、このブログを読んでいるあなたは、どうですか？

もちろん――「参考になる、いい作品しか見たくない」というので、吸収するものを厳選している人もいるでしょう。

ですが、「いいものも、悪いものも気にせず取り込む」のがいいですよ。

『防腐剤…着色料…保存料…　様々な化学物質　身体によかろうハズもない』

『しかし　だからとて健康にいいものだけを採る　これも健全とは言い難い』

『毒も喰らう　栄養も喰らう』

『両方を共に美味いと感じ――血肉に変える度量こそが食には肝要だ』

漫画「グラップラー刃牙」より、「範馬勇次郎」の言葉ですね！

ttps://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8TCNR2B/

↑そんなわけで今回、ひびきがあえてオススメしたいのが、最近Amazon Prime Videoで公開されたばかりの「仮面ライダーＢＬＡＣＫ　ＳＵＮ」です！

昭和最後の仮面ライダー「ＢＬＡＣＫ」をもとに、この令和に再構築された、「大人向け」を謳う特撮ドラマですが……。

仮面ライダーを知らない人も、「見れば勉強になる」作品です。

なんというか、「いや、この展開はもっとこうすべきだろう」と思うところが、めちゃくちゃたくさんあるんですよね……！（苦笑）

お時間のある方はぜひ、視聴してください～。