やなぎ離婚成立物語 別居生活編

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コラム

こんにちは!やなぎです(^-^)


今回の記事は、やなぎ離婚成立物語の第二弾!「別居生活編」となります!


別居生活5年半!本当に長かったです(ToT)!!
この別居期間中に、やなぎはどんな生活状況だったのか?
別居前と比べてなにか心境の変化はあったのか?
この辺りの経験談を綴っていきたいと思います。


よろしければ最後までお付き合いください(._.)


それではどうぞ!




乗り越えられた理由


5年半の別居生活で離婚の法律というものが如何に不条理で、ことさら男性側にとって味方にならないものだと実感しました。
もちろん、僕に非があったことは重々承知の上でそう感じたのです(._.)



抗いようのない現実(法律)を突き付けられ、それと戦い続けてきた5年半の月日。


その絶望の中で信じることができたもの


たとえ今は辛くても、いつか必ず終わりがくる


自分にそう言い聞かせてきました。




結果として離婚が成立されたので、自分の信じたものは正解だったのだと断言できます。




ただそれだけだと、終わり良ければ的な話になってしいます。


結論としてそれは大事なマインドではあるのですが、事前に離婚問題のクソ法律について理解があれば多少は対策もできるのではないかと、僕は考えております。




感情のまま行動を起こした結果、離婚の法律で苦しむことのないように貴重なやなぎの体験を教訓にして頂ければ幸いです。



クソ法律




離婚の法律についてなにも知らなかった僕は、あの日、元嫁に別れを告げさえすればそれで別れられると本気で思っていました。


世間知らず過ぎますが本当にそう思っていました(T_T)



突然の申し出に断固拒否の姿勢の元嫁。


今考えれば元嫁の反応は当然です。


そして離婚の同意を得られないまま1ヵ月が過ぎた頃には、お互いが弁護士を間に挟んでいました。




そこで弁護士から告げられた内容は、今回のケースで離婚を成立させるには最低でも5年の別居期間が必要になるというものでした。




まったく理解できませんでした。


なぜそんな長い間の別居が必要なのか?


その質問に対して弁護士はこう応えました。


今回の場合は、法的な離婚理由がなく相手方は離婚に応じようとしていない。だとすれば、長期間の別居をして裁判所を味方につける必要がある。



※法的な離婚理由とは以下のようなものになります。

・夫婦どちらかの不貞行為
・生活費を家に入れないなどの悪意の遺棄
・消息がわからなくなって3年以上経過し、生死不明の場合
・夫婦どちらかが回復の難しい重度の精神病を患った場合
・夫婦生活を継続しがたいその他の重大な理由があった場合 
                  参考URL:e-Gov法令検索 民法770条

僕たちの場合は、これらの理由に該当するものとはいえなかったのです。



そのため長期間の別居をすることで既に夫婦関係が破綻していると、判断される必要がありました。


さらに5年というものもおおよそというだけで、5年間の別居をすれば必ず離婚が成立できるといったものでもないという事実。


但し、過去の判例でいえば5年の別居で離婚が成立しているケースが多ことから最低でも5年の別居期間は必要になる。


という受け入れるにはあまりにも酷な内容でした。



今日までの1ヵ月の別居でさえ、死んだように生活をしてきたのに、それをあと5年も続けなければならず、仮に続けたところで離婚が認められるのかも分からない。



その言葉を聞いた瞬間、出口の見えない真っ暗なトンネルを歩いている感覚に陥りました。



離婚調停



さらに月日は流れ、別居開始から1年が経過しました。


その頃になると未だに離婚できていないストレスが隣にありながら、それでも少しずつ生活には慣れてきていました。



そして、弁護士から離婚調停というものを申立するとの提案がありました。



離婚調停とは、調停員という中立の立場の人物が間に入りお互いの意見を聞き入れながら、今後について話を進めていくというものです。



会場はこちらが申立している側だったので、相手方へ合わせる必要がありました。(遠方であればこちらが相手方に場所を合わせ、現地まで向かいます。)


相手方と会場で対面することはなく、お互いが調停員とのみお話をすることになります。



会場の出入りもすべて時間差で調整されているため、会うことはまずありません。


相手方の声を聴くこともないので安心して下さい。


この時の調停は2回行いました。



調停員さんは、穏やかな男性と女性2人でした。
双方の意見をしっかりと聴いてくださっている印象が強くとても落ち着いてお話しすることができました。



法律が絡むような内容の時には、弁護士が話を進めてくれたのでそこは安心できました。



けれども、別居が1年足らずでは到底認められるわけもなく、結果は離婚不成立となり終わってしまいました。



このときに裁判官が直接調停員さんと共に現れ、別居をしている婚姻費用についての話し合いとなりました。



婚姻費用とは、婚姻関係が継続されている以上、収入の多い方が少ない方に支払いを行わなければならないというものになります。


別れられない上に、いつまで続くのか分からない支払いが発生することになりました。
もう絶望です(T_T)



あちらは毎月12万円と請求してきておりましたが、こちらの生活状況や僕自身が持病持ちだったこともあり月々3万円の支払い義務という内容で確定されました。


かなり軽減されたのでそれが唯一の救いでした。



なお、別居を開始してからの分も遡って支払いをする必要があり36万円+3万円を支払いました。





ちなみに調停などでかかった費用、弁護士の交通費や食事代もすべて依頼人負担となりますのでご注意ください。

※契約による可能性もあり




虚無感がなくならない




別居生活で一番辛かったのは、常に虚無感がなくならなかったことです。



仕事や目の前のことに集中できている間は一時的に忘れることがあっても、離婚ができていないという事実が脳裏から離れませんでした。



ずっと足枷を付けたまま歩いているような感覚...



性格的なものもあったのでしょうか…
相手が傍にいないのだから気にしないければ良かったとは思っています。
しかし、そう簡単に割り切れるものではありませんでした。



別居期間が4年過ぎたあたりからは、別居している状態が当たり前となってしまい、なにで自分が苦しんでいるのかの感覚がマヒしていました。



そんな中、YouTubeで離婚や別居をして苦しんでいる人の動画をみて共感をすることも多かったです。


本当に配信者の方には助けられました(__)




諸行無常



別居当初、僕たちはお互いの連絡を手紙で行っておりました。



この頃にはお互い弁護士を挟んでいました。

手紙の中身は、どちらも売り言葉に買い言葉のような揚げ足やののしり合いのようなものであり、話し合いには到底進まない内容となっていました。


しかしながら、心の何処かでは元嫁に対して気持ちが冷めてしまったことに罪悪感を抱き、自分を責め続けていました。



元嫁を傷つけてしまったことは事実でしたし、そこに責任を感じていたので別居していた間の生活費(裁判官が決めた額)は離婚成立まで払い続けてきました。


こうした自責の念に苦しみ、何年もお世話になっていた心理カウンセラーの先生に相談しに行きました。


そこで「諸行無常」というものを教わりました。


変わらないものはなに一つとしてない

すべてのものは変わっていく

それは人の心も例外ではないと



さらに、人の細胞も4年でほとんど新しいものと入れ替わっており、その意味では4年前と別人になっているともいえるそうです。



人が変わってしまうのは当たり前のことであり、気持ちが変わったことを責める必要はないというアドバイスをいただきました。



このアドバイスを頂いてからは、もう自分を責めるのはやめようと考えました。


このような形になってしまったけれど、自分なりの誠意だと思ったから別れを告げようと決断し、決められた支払いも毎月しっかりと続けている


これからの人生で同じ過ちを繰り返さなければそれでいい!



そう考えを改めるようにしました。



まとめ



ここまでが「別居生活編」となります。


いかがだったでしょうか?


別居をしていて自由を感じる人も世の中にはいるのかもしれません。


けれど、僕はそう感じることがどうしてもできませんでした。



少なくとも僕があの時、別れようと決断した理由はもう好きだという感情がないのを自覚したまま、それでもこの関係を続けていくことが相手に対して不誠実だと考えたからこそ、もう終わりにしようと決めたのです。



そして、前回の記事でも書いた結婚前から抱えていた心のモヤモヤにちゃんと向き合わなかったこと(._.)


この大失敗を今後に生かしていくことの方が、自分を責め続けていくよりも遥かに大切なことだと感じました。



次回は「離婚成立編」となります!



どうぞお楽しみに!














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