さて、今回は投資の「体」、
資金管理、リスクコントロールについてです。
よく1回あたりのポジションサイズは、
資金の1%程度にしろと言われることがあります。
投資の大原則は、勝つことよりも、
負けないことをまず第一に考えること。
ポジションサイズが小さければ、
何度か負けることがあっても再起が可能です。
ここで、資金に対して10%の損失を出した場合、
損益ゼロに戻すのにどれだけの利益が必要だと思いますか?
「そりゃあ、10%分勝てばもとに戻るんじゃないの?」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、単純に10%と考えるのは正しくありません。
それはあくまで、資金が100%の場合の話。
10%の損失を出した場合は、
残りの90%の資金が元手になるので、
もとに戻すには11.1%(1.1倍)の利益が必要になります。
50%の損失を出した場合は、
実に100%(2倍)の利益が必要になるのです。
ここからわかることは、
「一度損失を出してしまうと、
元に戻すのがいかに難しくなるか」ということ。
ですから、負けないための対策が
勝つことよりも重要になるのです。
よくコツコツドカンという形で資金を溶かす人がいます。
これは利益と損失のバランスがとれていないために
破産する典型例です。
また、バイナリーやギャンブルでよくある
マーチンゲール法も最悪です。
ジョージ・ソロスも言っています。
「生き残れ、儲けるのはそれからだ」
資金管理、リスクコントロールをしっかりして
まずは退場しないようにしましょう。
さて、次回は、いよいよ投資の「技」、
メインテーマです!!