心に残った認知症の患者さん~①

記事
コラム
みなさん、こんにちは。

僕が現時点でどういった医師を目指しているのかを
前回書かせていただきました。

これから実際の現場でのお話や
皆様のためになると僕が考えるようなお話を
書いていきます。

本日は心に残った認知症の患者さんのお話、その1です。

その患者さんは、あるケアマネージャーからの診療の依頼があった
80代後半のご夫婦でした。
ご主人が入院していたのですが
その間、奥様は部屋から一歩も出ず
近所の人に小銭を渡してスーパーの総菜を
買ってきてもらい、2週間ずっと過ごしていました。

その患者さんのお宅を訪問した際
まず一番印象的だったのがお部屋です。
そのお部屋は1Kだったのですが
お菓子や洋服が積み重なり
人が一人しか通れるスペースがありませんでした。

唯一のお部屋には、コタツや布団、テレビしかなく
布団には野良猫が入り込んでいたような状態でした。
汚部屋①.JPG

お二人で一日、TVを見て過ごし
夜はご主人はコタツで
奥様が布団で寝ていたようです。
そしてさらに驚いたのは
お二人は何食わぬ顔で暮らしていたことです。

奥様にお話をお伺いしようとすると、
お化粧をするから待って」と。。。

20分ほど待たせていただき、、、、

奥様からお話をお伺いすると、、、、

部屋から一歩も出ておらず食事を
近所の人にずっと買ってきてもらったことについて
なんとも思っておられず
また1年で10kgも体重が減った
とも話されていました。
病院は嫌いだから行かないと言っており、、、、


奥様の話を十分にお聞きし
まずは定期的にお伺いさせていただくことに了承をいただき
ぼくが介入させていただくことになりました。

太字で示させていただいた部分が
将来認知症になりくくなるような
ヒントを与えてくれる部分となるのですが

このケースに対して僕がどのように考え
どんなふうに関わっていったのか、、、

それはまた次回のブログで書かせていただきます。
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