感覚に耳を傾ける

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こんにちは。
オタクのための保健室・心理カウンセラーのyouです。

4月になり、各地で桜が見頃を迎える頃ですね。

先日は、昨年まで住んでいた地域まで足を運び、ふらふらと川辺を歩き、
風に揺れる桜を眺めながら友人との時間を過ごしました。
たくさん花を咲かせている桜を見ているだけで、なんとなくパワーをもらえた気持ちになれました。

かつて、ストレスでいっぱいいっぱいになっていた頃
思い返せばいつも身体の調子は悪かったですし、些細なことでモヤモヤしたり不安を感じたり、疑心暗鬼になったりしていました。
本来、わたしは自然をぼんやりと眺めることが好きなのですが、
そんなこともできないぐらい視界も狭くなっていたと思います。

とあるタイミングでカウンセリングを受けることになり、
自身の心に目を向けてみると、これまでいかに自分自身で無視し続けてきたり見ないふりをしてきた自分の感情が溜まっていたのかと驚いてしまいました。

それは、ほんの些細の感覚であっても無視し続ける回数が増えれば
いつの間にか自分自身の足枷のようになって、心を苦しめていくのです。

ちゃんと自身の心に耳を傾けるようになると、
それまでは見逃していたチャンスや気づきに対する感覚も戻ってきます。
ふと「やってみたいな」と思い立ってヨガを始めてみると、
これまた今まで自分自身の身体のことなのに、自分の身体のどこが元気がないのか、どこに辛さが溜まっているのか、そしてそれを無視し続けてきたのかと色んなことを感じ取れるようになりました。

ストレスでいっぱいになると、
どんどん自分のことに鈍感になってしまう。

それは、確かにご自身がそれ以上傷つかないための無意識の自己防衛かもしれませんが、自分の心や身体の声が聞こえてこなくなった時というのは、だいぶ麻痺してしまっている時期なのかもしれないなと、今更ながら感じます。

特に、私が行わせていただいているカウンセリングでは
クリエイターや、趣味で創作活動をされている方が多くいらっしゃいます。
やはりそういった感覚を無視してしまうと、どんどんクリエイティブな部分でもがんじがらめになっていくような気がするのです。。。

創作活動には、ご自身をいろんな問題や心を癒すという側面もあります。
でも、創作する意欲すら出てこなくなってしまえば、創作行為での癒やしにも辿り着けません。

世の中にはたくさん「ストレス解消法」としての具体的な行動がありますが、
まずは今のあなたや過去のあなたに対して、自分自身で見ないふりをしてきた問題に目を向け、どうしていきたかったのか耳を傾けてみてください。

心、身体どちらにも耳を傾け、感覚的なものに敏感になってみてください。

そしてそれをきちんと受け止めていきましょう。
自分に嘘をついたり、無視しないようにすれば、きっとまた本来の自分が取り戻せるようになると思います。

あともう少しは桜も見頃だと思いますので、
みなさまにとって桜や新緑の美しさを感じられる心の余裕が訪れる
4月のはじまりとなりますようお祈りしております。

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