「思い込みはNG!」介護歴10年のベテランが認知症の人とコミュニケーションで大事にしていること

記事
ライフスタイル

本質が見抜くことが大事です

介護の世界に入り、苦労したことは認知症の人のコミュニケーションが一番でした。

発言の言動だけで関わると何を言ってるか分からなくなり、どのように仕事をしていけばいいか分からなくなります。

・入浴介助で入居者様を脱衣し、お風呂に案内する時に
「怖い」
と言って浴室まで入らなくてなんで入れないか困ること
・食事介助の時に食事がすすまないのはどういった理由か
など困る場面はたくさんあります。

認知症の人のコミュニケーションの難しさがあるから介護が嫌になるきっかけになるかもしれません。

私自身新人時代言動一つ一つに振り回されて、介護が辛いと思ったことがありました。

ここまで介護を続けて言われているのは物事の本質に見抜く力をつけたから介護を続けられています。

この記事を見ることで認知症の人のコミュニケーションの問題を解決できる内容で書かせてもらってます。

良かったらご覧なって下さい。

思い込みは捨てておくこと

CAAAEF08-C43D-42DB-BD3D-6BA407417418.jpeg


「この方法が正しい!」
といった対応をやめることです。

思い込みこそ困難にさせている大きな理由かもしれません。

入居者にとって解決ができる糸口であればそれがいいですし、お互いにとってストレスない生活になります。

もし、施設の決まりで引っかかるのであれば冗長と相談して大丈夫か確認取ることです。

ちゃんとした理由を説明できたら大概は大丈夫かと思います。

物事を柔軟に考える力こそ介護力がつき、いい介護士になれるはずです。

入浴介助で入居者様を脱衣し、お風呂に案内する時に
「怖い」
と言って浴室まで入らない理由はなんであるかを例題にし、お話しさせていただきます。

言葉だけでなく、状況を整理する

50558E4A-B8F4-4E28-B983-E388CB7442D2.jpeg


どういう時に嫌がるかを細かく考察することです。

①どういう時に嫌がるか
②どのような環境であるか
の二つの点を整理します。

入浴介助で入居者様を脱衣し、お風呂に案内する時に
「怖い」
と言って浴室まで入らない理由はなんであるかを考えたときに二つの点で考察します。

①どういう時に嫌がるか
入浴介助で入居者様を脱衣し、お風呂に案内する時に嫌がる
②どのような環境であるか
温度は寒くないか、床は冷たくないか、歩くのに怖いところは何かを考えます。

思いつくままに紙などに書き、状況を整理します。

施設に来る前の生活を見直す

ACF9E700-34D5-4C2A-9BF5-D7351439783F.jpeg


入居前の生活を見直します。

①施設の入居するまでのアセスメントシートの内容を見直す
②家族にどのようなことをしていたか聞いてみる
の二つ方法で考えます。

・今困っていることは入居前にも困っていた内容か
・解決できたならどのような状況か
を振り返るためです。

入浴で困っているのであればどういうふうに入っていたかをアセスメントシートの確認と家族に聞くことでどのように対応することが解決できるか考えます。

解決する糸口を考える

6B9AC4E2-4CF5-4AA3-95D5-F15C6430B798.jpeg


一つ一つ状況を整理した状況を解決する方法をいくつか考えます。

・温度が寒くて嫌がるのであれば浴室暖房と脱衣所の暖房をつけたりし、寒くない状況を作る。
・床が冷たいのであれば床暖房をつけられたらつけたり、できるだけ脱衣所と浴室の移動距離を短くしたりし、冷たくない状況を作る。
・歩くのに怖いところがないように浴室と脱衣所の敷居や段差を解決できる方法を作り、怖くない状況を作る。

と言った解決方法を考えます。

一つ一つ試し、振り返る

AC3DADEF-8ECF-4B64-9690-B8FD94C9575C.jpeg


解決する方法を一つ一つ試し、その内容の状況を整理し、いい方法であったか評価します。

そうすることで失敗だったとしてもどのようにやればいいか考える判断材料になるかもしれません。

この時、やった解決方法は浴室の敷居をバスマットで敷きました。

そうすることで敷居の怖さをなくすことで浴室に入れるようになりました。

「怖い」
と言った状況を作ったのが敷居がそのように思わせたことが原因でした。

確かに敷居が怖いと思ってしまうかもしれないと腑に落ちました。

結果、介助方法を見直し、他の人にも応用でき、入浴を安全に入れる環境を考えることができました。

まとめ

C47013F3-3F36-447B-8982-8F502A4DE182.jpeg


全部解決できるかと言われると難しいかもしれません。

解決することが環境を見直すきっかけになることは間違いないです。

一人一人の正解は異なり、どれが正解か迷う場面は多いかもしれませんが、悩みを解決できることが介護の楽しさだと私は感じます。

また介護にまつわることで配信しますので、楽しみにお待ちください。




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す