つらい毎日が続く

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コラム
嫌だった部活も憂鬱ながらも続け、とうとう三年生の春まで続いていました。体力とメンタルの限界を迎え、部活を辞めるいいわけを必死に考えるようになりました。顧問に部活を退部する旨を話すだけのことなんですが当時の私は「辞めたらなんていわれるのかな。絶対冷たい目で見られてしまう。どうしよう…。」と悲観的になっていました。
ある日、進路相談がやってきました。自分が将来何になりたいかは全く想像しておらず、母親が看護師であったため、なんとなく、看護学校に受験志望することを考えました。この時、私は、「受験するために仕方なく部活を辞めればみんな納得するんじゃないか…。」と考え、腹痛に耐えながら同期に「行きたい大学に行くため勉強に専念する。部活を辞める。」と言いました。同期は「ええー、なんでやめんだよ。」と言いショックそうな表情でした。私は、すごく申し訳なさそうに平謝りしました。顧問にも同様に説明し納得してくれました。
次の日、いつも通りに学校を終えるとまっすぐ家に帰りすごくホッとしたのをおぼえています。「やっとストレスから解放されたー!」と感じ腹痛も治まり食欲も少しずつ回復していきました。
ところが、授業中、再び嘔気と腹痛が出現しました。さらに、呼吸困難感や激しい動機にも襲われパニック状態になってしまいました。原因もわからず、動くこともままなら自ない状態にあり、自分の太ももを強くつねり痛みで症状を抑え込みました。家に帰ると両足あざだらけに…。「やっと、嫌な部活から解放されよくなったと思ったのに…。学校行きたくない。」とひどく落ち込みました。緊張することで過呼吸を引き起こすことになり再び暗い生活を送るようになりました。
食事を摂らなければ、吐くことがないとわかり、いままで食べていた朝食は取らず、昼食もおにぎり一個とおかず少量。友達や家族との外食は避けるようになり、食事を摂る楽しさが分からなくなりました。「食べたらあのときのように吐くんじゃないか。パニックになるんじゃないか…?」と頭の中がいつも最悪の状況を思い出し、不安に駆られる日々を送っていました。食事を避けるだけでなく友達や家族との外出も避けるようになりだんだんと家に引きこもる日々が続きました。体重は当時、身長170㎝、体重55㎏だったのが47㎏まで減少しやつれていました。もう先が真っ暗になり何も考えたくありませんでした。しかし、頭の中いつも将来の不安や自分の身に起きているこの症状に悩まされ地獄のような日々を送っていました。
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