カイのひとり言(7)

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少し古いけど、ラグビーの五郎丸のルーチンや野球のイチローのルーチンなど、スポーツでもビジネスでも受験生でも、自分のルーチンを決め、いつ何時も必ずそれを行うことで、平静を保ち、成功確率を上げるという。

確かにその考え方は、ある意味、理に適っていて正しいのだろう。ルーチンは別の言葉で言えば習慣化ともいえる。

武道や花道・茶道などの”道”の世界では、必ず「型」が存在し、まずその型を身に着け、しっかり守ることが求められる。いわゆる「守破離」の「守」だ。

ただ、守破離では、守で留まるのでなく、守のあと、そこから脱皮して、自分の境地に至ることが求められる。

ルーチンや習慣化も同じで、同じことを同じようにただ繰り返すだけではだめで、そこから離れ、型がなくても、どんな状況でもフレキシブルに対応できることを最終的には目指すべきだ。

柔軟に対応できる能力、臨機応変力、要領の良さは、しっかりと型を身に着けた後に生まれる心の余裕から生まれるのかもしれない。

いずれにせよ、同じことをただ惰性で繰り返すことには、何の意味もない。単なる、縁起とか験を担ぐためなら、それができなかった時は逆効果となり、おのれの首を絞めかねないので要注意だ。

習慣に囚われずに自由に生きたいものだ。
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