カレシュワールスワミの治癒体験を通して学んだこと

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ずいぶん前にお亡くなりになってしまったのですが、インドの故サイババが住んでいる場所の近くに、「カリシュワールスワミ」という聖者がいました。
(スワミというのは聖者のことで、サイババもスワミと呼ばれています。)

カレシュワールスワミはサイババと同じく、物質化現象ができる聖者と聞いていました。わたしは興味本位もあって一度だけ訪れたことがあります。
その時の体験は書いて良いかどうかとても迷っていたのですが、今回は何となく、昔のことだからいいかなーという気がしたので書くことにします。


謎のイボ

当時、サイババのアシュラム(お寺)で修業してわたしは、手に謎のイボがたくさんできて困っておりました。イボは日に日に増え、固くなってきます。
近くの診療所に行きましたが、原因は分からず。
両手に10個ほどイボができたときに、次第に不安になってしまいました。
サイババに祈ってみましたが、特に何も変わらず。

原因も不明で、これは日本に帰れということかな?というときに、カレシュワールスワミのこと噂で聞きました。なんでもこの近くに、サイババと同じく物質化をおこせる聖者がいる、ということでした。

もしかして、この人だったら、奇跡を起こして瞬間的にイボ治してくれるんじゃないか?とミーハーな気持ちを抱えつつ、会いに行くことにしました。

カレシュワールスワミの元へ

早速現地の人に聞いてみると、みなカレシュワールスワミのことは知っていました。
流れでタクシーをチャーターして連れて行ってもらえることになりました。

早速タクシーに乗ってカレシュワールスワミの元へ。
どのような場所だったかというのは覚えていないのですが、スワミは中庭の原っぱのような場所で昼寝をされていたように記憶しています。

アシュラムに通されたわたしは昼寝が終わるまで待っていました。
やがてカレシュワールが現れました。

しばらく取りとめのない話をしていたように思います。
そして、話がひと段落したところで、わたしのイボのことを相談してみました。

スワミはチラッとわたしの手を見ると、
「わかった。キミはいつ日本に帰るの?」
と聞かれたので「1カ月後くらいです」
と答えると「じゃあその前にもう一度おいで。治してあげるから」
とからかうように言われました。

そして1つ条件を出されました。それは
「このことを誰にもいってはいけない」
ということでした。


なぜ今治してもらえずに、そのような条件を出したのか分かりません。
いずれにしても黙っておくくらいのことは簡単なので、OKを出しました。

結局、その場でイボは治してもらえず、でも希望を持ってサイババのアシュラムに帰りました。

塗り薬

その晩のこと、同じ日本から来た人にあって談笑をしていました。
そのときに「実はイボが手にできちゃって。。。」と話しをしたところ、
「それ、薬もってるよ。あげるよ」
といって、塗り薬をくれました。

硬くなっているイボなので、そんな塗り薬で治るわけない!と思ったのですが、ものは試しということで薬をもらって塗る事にしました。

ところが、その薬が効果テキメン!
あっという間にイボが消えて治っていまいました。

わたしはビックリしたのと喜びでいっぱいになりました。
そして安堵するのと同時に
「あれ、これってカレシュワールスワミの仕業かな?」と思いました。

というのもインドに来てからというもの、神様や聖者に何か願いをすると、自分が思ってたんと違う!というやり方で叶ってしまうことが多かったのです。
特に聖者の場合、自分で施すよりも周りの環境や人から動かしていく、という傾向が多いように思います。

あのからかうような言い方はこのことを示唆していたのかもしれない。
自分で治さずにこういうやり方をしたんだろう、と直観的に思いました。

もう1度会いたい!

このことでカレシュワールスワミに会いに行く必要は無くなってしまったのですが、ご報告と真意を確かめたい、ということで、やっぱりもう1度、会いに行くことにしました。

そして訪問の日、いざカレシュワールの元へ今度はバスで向かおうことに。
アシュラムを出ようとした時、数日前に仲良くなった日本人の人に話しかけられました。

バスの時間が迫っていたので、「ちょっと急いでいるので、また帰ってから話をしましょう」と言うと「どこへ行くの?」と聞かれました。

カレシュワールスワミとの約束で誰にも話してはいけないと言われていたので
「いや、ちょっと。。。」
と言葉を濁します。
「え、どこ行くの?」
「いや、ちょっとそこまで」
「いやいや、どこ?」
なぜかとてもしつこく聞かれました。
「いや、言えないんですよ、すいません」と逃げようとするわたしに向かってこう言ったのです。
「あ!分かった。カレシュワールスワミに会いに行くんでしょ?」

そのときにわたしは思わず「はい。。。そうです」と返事をしてしまったのです。返事をした後に「しまった!」と思いました。

なぜカリシュワールのところに行くことが分かったのか、そんな話は一言もしていなかったし、混乱しました。

でも、とにかくバスの時間も迫ったいたし、これを逃すと機会がない、約束は守れなかったけど、とにかく行こう!と走り出したときでした。

こんなときに限って履いていたサンダルが壊れてしまいました。。。
なんということでしょう。慌てて近くにお店で新しいサンダルを買います。
そして、そのままバスの方向へ走り出したその時でした。

「ブチッ!」

なんとまたもや新しいサンダルの鼻緒がちぎれてしまったのです。
信じられませんでした。1日に2回も、それも1つは新品を買ったにも関わらずサンダルが壊れてしまうなんて。。。

呆然と立ち尽くすわたしの前をカレシュワールのところへ行くバスが通っていきました。

信念の形成

一体どういうことだろう?
もうここまでくるとカレシュワールスワミが「こなくていいよ」と言っているとしか思えない。あのいたずらっぽい笑顔はそういうことだったのかな。。。
と思いました。

結局そのままに荷造りをして、アシュラムを離れることになったのですが、今でもその時のことはよく覚えています。

願いは叶う。ただし。。。

カレシュワールスワミは数年前に、自分で肉体を離れることを予言し(聖者は死期を悟り、特殊な方法で自ら肉体を脱ぐことがあります)旅立ったと聞きました。今では真相は分かりませんが、このことはわたしの1つの信念を作るきっかけになりました。

その信念とは「願いは叶う。自分の想像の斜め上から」ということです。
だから、自分の思い通りにならないことがあってもあまり落ち込まなくなりました。だって、自分の想像以外から叶うことを知っているから。

ちなみにこれはわたしの信念であって、他の人はそのまま叶う人もいますし、わたしのように「うそでしょ?」という方法で叶う人もいます。

そしてわたしのヒーリングでもこのように叶ってしまう人の報告をとてもたくさんいただきます。あるいはわたしのせいかもしれません(笑)。
その度にカレシュワールスワミのことを考えて感謝しています。

最後に、うまくまとまりませんが、この記事を世の中に出す機会ができたことを嬉しく思います。ありがとうございました^^

琥珀流















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