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ココナラブログ
【わたしの番です】
記事
コラム
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/02/22 18:35
母の足腰の具合が悪く、買い物や通院に
付き添っている、という話を以前にした。
その母だが、主治医や父の判断もあって、
この際、徹底的に検査を、ということで、
紹介状を書いてもらい診察に行った大阪
市内の病院に即入院ということになった。
本人は、帰りたがったらしいが(留守中、
父が家を散らかすことを恐れているのも
理由の一つ)、本人の身体の方が大事だ。
今回ばかりは、父のグッジョブであろう。
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自分が白髪交じりの立派な中高年だから、
当然ながら両親共に高齢だ。今回は父が
母の面倒を見るつもりらしいが、父とて
決して健常な状態ではない。母ほどでは
ないにせよ、足腰も結構弱ってきており、
ようよう歩くのがやっとだと本人が言う
くらいだから、本来なら、私が率先して
動くべきであろうが、今は静観している。
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そう言えば、電話でとは言え、父と話す
のは何年ぶりか。子供の頃から見下され、
今の生き方も認めていない、そんな父と
関わるのが嫌で、極力接触を避けようと
している私。今度の件にしても、母から
電話があり、父を交えて医師と相談して、
父に協力を仰ぐからと聞いた。その横に
父がいて、電話を代われと言ったらしく、
それで仕方もなく話をしたようなものだ。
父にしてみれば、私が何度か付き添った
経緯を知っていることもあり、状況報告
をしておこうと思ったのに違いなかろう。
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あまり付き合いたくない父ではあれども、
そこはやはり親子。いざとなれば感情を
超えて、話し合い、助け合えるものだと
思う。あの時、嫌々電話で父と話したが、
母の状態と今後の状況について聴かされ、
自分でも驚くほど心穏やかに話せた上に、
「手が足りなければいつでも言ってくれ」
と自然に言葉が口をついて出た。更には、
「色々気に入らないところのある不肖の
息子だろうけれども、まあ、宜しく」と
思う自分まで心の中に表われてきたのだ。
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現状を考えると、院内感染にも配慮する
必要があるので、見舞いも最小限、且つ、
短時間で済ませねばならない。そんな中、
一昨日の夕方、面会に行ったが、本人に
とって予想外で不本意な入院のイライラ
からか、案の定、一度にいろんなことを
言って看護師さんを困らせたり、他者の
話に全く聞く耳を持たず、「早く帰って」
と追い立てるばかりで、元々そのつもり
だったとは言え、何一つ言いたいことも
伝えられず、気持ちを抑えたまま帰路に
つかざるを得なかった。検査が数日後に
迫っているため、相当イライラしている
らしいので、そこを汲み取る必要がある。
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今までの私は、自分の人生のことだけで
精一杯で他を見る余裕はなかった。だが、
これからは、カウンセラーとして様々な
人達のことは勿論、我が親のことも考え、
懸命に生きなければならない。これまで、
周囲の人が親の介護で大変な思いをして
いるのを見ても、「自分の親はまだ元気
だが、いつまでもそうあってほしい」と
思うだけだったのが、これからはそうは
いかない。いよいよ自分の番がきたのだ。
私は、そう思い、嵐に立ち向かっていく。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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