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ココナラブログ
【開放の領域~6つの気づき~】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2020/11/19 06:53
人は、他者との交流で温かさや不快さを
感じたりして、相互に関連し合いながら
存在している。この様な相互関係の中で、
外で起こったことをどう受け止めるのか
(内的行動)、又、自身は社会に対して
どうアプローチしていくか(外的行動)、
これらの内的行動・外的行動に成熟した
姿勢が求められる。内的行動・外的行動
は、それぞれ3つあり、それらを足した
ものが「6つの気づき」と呼ばれるのだ。
────────────────────
職場の同僚の女性が自分が在席している
のに自分にかかってきた電話に対応して、
事後報告すらせず、別の同僚にその話を
していたので、存在を無視されたように
感じて抗議した。という私が実際に体験
した出来事を、この「6つの気づき」を
用いて検証してみることにしようと思う。
────────────────────
内的行動:自己の内的成長に繋げるため
の物事の捉え方。
①他人の意見や行動を肯定的に捉える。
【同僚の女性】
→否定的に捉えると…
「そんなこと言わなくても!」
⇒嫌な出来事で終わり
【私】
→肯定的に捉えると…
「あの行動はどんな意味かな」
⇒新たな気づき・成長につながる
※彼女は、自分の業務の前の担当で、
面倒をかけまいと思ってしたかも。
②何事においても自身の考えや行動を
再度振り返り考えてみる。
【同僚の女性】
→振り返らないと…
「何故怒るの?」
⇒気づきや反省が得られず、
自己成長できない
【私】
→振り返ると…
「何故そう考え行動したのか?」
⇒気づきを得て反省し、
成長につなげる
※抗議したのは電話を繫がなかった
ことより事後報告がなかったこと
に対してで、存在を無視されたと
感じたからだが、抗議をするより、
そのことを穏やかに話す場を持つ
ようにすれば良かった。
③無い物を悔やむのではなく、
有る物を有難く考える。
【私】
彼女には、「自分の存在を認める目」
はないが、「代わりに電話対応して
くれる親切心」があった。
外的行動:他者の内的成長を促すための
アプローチの仕方。
①常に中立的な行動をとる。
「自分はこう思う、相手はこう思う」
と互いの考え、気持ちを同じように
尊重し合う(共感)。
【同僚の女性】
「自分で処理できることは誰の業務
であれ積極的に取組みたい」
【私】
「業務上の立場を全うしたい」
【自分はこう思う、相手はこう思う】
業務への熱意は同じでどちらもOK。
②他人の意見や行動を批判せず、自分
の考えを押しつけたりもしない。
自分の言葉や行動等が他者に与える
影響を考える。誰もに違う考え方や
価値観があり、他者の言動が自分と
違うのは当然だと認識して、他者の
考えや行動が自分と全く違っている
と感じても、他者を批判したり自分
が正しいと信じる方向へ誘導したり
するのはやめること。
【私】
彼女に「それは私の仕事だろ!」と
抗議したり、「自分が対応すべきで
あった」という自分の考えを言わず、
「有り難う。だけど、私がいる時は、
私がやるからいいよ」というような
円満に済ませられる言い方もあった。
③自分の考えや気持ちは正確に伝える。
人生は1度きり。後から後悔しない
ように、自分自身の考えや気持ちは、
きちんと正確に伝達していく。その
ためには、自分を理解していること
が大切で、今ここで自分がどう考え、
感じるのかを見つめることが必要。
【私】
「それは自分の仕事だろ!」という
気持ちの奥にある、「自分の存在を
無視されたようで、腹立たしかった」
「電話を受けて自分で処理し、別の
同僚に話すのではなく、自分に電話
をつないで処理させるなり、自分に
事後報告をしてほしかった」という
自分自身の考えや気持ちをその場で
伝えられなかった。
────────────────────
この出来事の後、彼女は、「私はあなた
の仕事を盗るつもりでやったのではない」
(「担当者がその場にいるのに、勝手に
対応したのは良くない」という第三者の
意見もあった)という思いを持ち続けて、
内的行動②が見られなかったようだった。
強く抗議されたことで私を恐れ、その後、
私が退職するまでの数年間、他の同僚と
同じに接しようとせず(上司の聴き取り
には「そんなことはしていない」と回答
していたが、退職直前、本人が私に直接、
「あんなことがあってはそれはできない」
と言い放った)、挙句の果てに、退職日、
私に聞こえていないつもりで、「やっと
鬱陶しいのがいなくなる」とまで言った。
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人間関係において双方に「6つの気づき」
がないと、このような悲劇が起こるのだ。
この「6つの気づき」を日々実践すると
いうことは非常に難しいのだが、今回の
ケースを見れば、人と人との間で如何に
大事なものであるかが分かることと思う。
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我が拙いブログを御閲覧下さる方々には、
この「6つの気づき」をもって円滑なる
人間関係を構築していただきたいと思う。
この「6つの気づき」を私のおバカなる
体験を実例として学んで頂けると相当な
最大の学習効果を得られると信じている。
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御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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