【責務怠るべからず】

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コラム
 この世の中、その立場において成すべき
 責務を怠り、それどころか真逆の行為を
 行っている者はどこにでもいる。それは、
 カウンセラーとて例外ではない。現実に、
 「あなたは、私の立てたプランの通りに
 動けば良い」「あなたの話は聴いてない」
 等と宣ったり、自分のスタンスに反する
 ものを一方的に排除する指導者、如何に
 学力優秀で数々の資格を取得していても、
 相手が「安心・信頼」して相談のできる
 人間ではなく、相手の自己肯定感を喪失
 させ、あまつさえ、他者を傷つけている
 ことにも気づかず、自論を披露している。
 私に言わせれば、真のカウンセラーには
 成り得ないと言わざるを得ない人は私の
 周囲にもおり、その人達の行いによって
 私自身、今現在心に深い傷を負っている。
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 公認心理士の資格を持つカウンセラーが、
 白衣を着てクライエントに相対した、と
 聞いたことがある。カウンセラーにして
 みれば、そのクライエントの精神状態や
 体調を慮り、「白」は、気分を一新する、
 リラックスさせる色だから、ということ
 らしいが、そのクライエントにとっては、
 病人扱いされたようで不快だったという。
 私は、この話を聞き、「何を考えている
 のだろう」とそのカウンセラーに感じた。
 たまたま、私自身がそのクライエントと
 同じ状況にあるので分かるのだが、その
 クライエントの前に白衣で出て行くのは
 タブーであると言える。現に結果は先に
 述べた通りだ。これ以上の詳しい説明は
 差し障りがあるといけないので省略する
 ことにするが、それを抜きにして考えた
 ところで、医者でもないカウンセラーが
 クライエントの前に白衣で出て行くこと
 自体に私は違和感を感じるし、「白」で
 リラックスさせたいのなら、他にいくら
 でも着る物や方法はある。厳しく言えば、
 自らに溺れ、その状態のクライエントに
 どう接するべきかを見誤った挙句の果て、
 クライエントに寄り添うべき立場にある
 カウンセラーが、クライエントの心から
 大きく離れてしまい、傷つける、という
 真逆の対応をすることになった、つまり、
 カウンセラーとしての大事な責務を怠り、
 カウンセリングに失敗した、のだと思う。
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 私は、嘗ての職場で随分苦い体験をした。
 「仕事をしているフリをしている」等と
 陰口を叩かれ、自分の歓迎会だけが開催
 されず、忘年会の会場へ移動する時には
 一人置き去りにされ、担当の自分が席に
 いるのにも関わらず自分にかかってきた
 電話に勝手に対応されて事後報告もない。
 次々とダメージを受け、「公平に接して」
 と訴えたら「甘ったれるな!」と言われ、
 挙句の果てに、都合が悪くなると勝手な
 理由を付けてお払い箱。情けないことは、
 これらの愚かな所業を管理職や労務管理
 担当等、本来はラインケアの役割を担う
 べき立場にいる者が、弱い立場にある私
 に対して行っていた、ということである。
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 「責務」は、責任と義務。また、責任と
 して果たさなければならないことである。
 「責任」とは、立場上当然負わなければ
 ならない任務や義務であり、「義務」は、
 それぞれの立場に応じて法律上、道徳上
 行わなければならないことであることを
 考えると、法律の遵守もさることながら、
 道徳を弁えることが如何に大事で、且つ、
 然るべき立場にある者にそれが欠落して
 いることが如何に多いか、ということだ。
 もっとも、私自身、学生時代に殆ど道徳
 教育を受けていないし、もう何十年も前
 から道徳の授業がおざなりにされている
 気がする。今後解決すべき課題だと思う。
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 責任として果たさねばならない、私こと
 久木弥九蔵のカウンセリング以外の責務。
 それが芸名の由来・クッキー作りである。
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 御閲覧、心より感謝申し上げます。
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